紅葉(その1)  

1週間程?前、新聞に北大構内にあるイチョウ並木が見頃を迎えたことを報道していました。 今年は1週間ほど早いような気がします。 例年は11月に近い10月末というイメージがあります。  ⇒ イチョウ(その6):北大イチョウ並木

札幌周辺の山々は紅葉するではなく黄葉します。 その訳は、山に生えている樹々のほとんどが黄葉する樹種だからです。 シラカバ、ウダイカンバ、シナノキ、オオバボダイジュ、カツラ、イタヤカエデ、アカイタヤ、オヒョウ、ヤマグワ、キタコブシコシアブラなど高木類は褐色に近い黄色~白っぽい黄色や黄緑まで程度に差はあるにせよ黄葉する樹種が多いからです。

一方、公園や個人の庭にはヤマモミジ(オオモミジ:北海道に自生するヤマモミジ)やハウチワカエデなど真っ赤に紅葉する樹を多く見かけます。
しかし、これらの樹木は上記の樹種に比べ樹高が低いために高木類に隠れて身近な山々ではほとんど見かけることはないようです。 高木で紅葉する樹木はナナカマドとエゾヤマザクラなどのサクラ類くらいですが、ナナカマドはもう少し奥深い、標高の高い山に生えているようで、札幌の身近な山の山肌で赤く紅葉する樹々はエゾヤマザクラと高木に被さるように生い茂るヤマブドウくらいのように思います。
しかし、紅葉する樹木も多く、特にツタ・ツル類やツツジ類など中低木に多いので、今回はこれら紅葉する樹木を集めまてみました。


2015.10.22                                                           2013.3.15
ニシキギ。 この樹種の紅葉の美しさはモミジ類に匹敵するが、その深みのある赤にはピンク味を帯びているものが多い。
写真右:若い枝には表皮を突き破ってコルク質の2-4枚の翼(ヨク)ができるので、それを錦になぞらえてニシキギの名がついた。


2014.10.9                                                            2014.10.9
ヤマウルシの赤は朱色を帯びる。 この種は、人工的に作った法面やがけ崩れなどでできた裸地で繁殖する。 写真左は、南区澄川のパークゴルフ場(冬場は雪堆積場として利用)横の法面に生えているヤマウルシ。


2011.10.11                                                    2012.8.10
タラノキの紅葉。 色は褐色味が強い。
写真右はタラノキの開花。 8月に直径70~80cmにもなる大きな花序をつくる。 葉も特徴的で、2回羽状複葉で、大きさは幅、長さとも1m近くになる。


2011.10.19                                                            2012.6.23
ハウチワカエデ。 カメラが悪いのか?、写真の紅葉は朱色味を帯びているが、近くで見ると吸い込まれそうになるくらい深みのある赤に紅葉する。
写真味:ハウチワカエデの葉。


2011.10.15
ナナカマド 真駒内公園 かしわば広場西側園路近く。

 

 

 

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