かさ地蔵  藤野東公園 

ここ数年は、11月末~12月上旬にかけて一度にドサッと雪が降る年が続いていて、家の周りなど辺りの細々(こまごま)としたものが雪に埋もれることが多く、歩道横街路枡の草丈の低い草木はいっぺんに見えなくなってしまっていました。 しかし、今冬はドカ雪が無く、降り方も穏やかで、例年なら雪にすっぽりと埋もれてしまうものが未だに顔を出しています。
2017.12.24
この写真もその一つです。
これを見てふっと、昔話 の“ かさ地蔵 ” を思い出しました。

おじいさんが売れ残った萱傘を持って家に帰る途中、頭に雪を被ったお地蔵さんたちを見てかわいそうにと思い、傘をかぶせてあげるのですが、最後の1体のお地蔵さんの分が足りないので、自分が被っていた手ぬぐいを被せてあげる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あのなつかしい昔話を思い出しました。

この一連の石は、南区にある藤野東公園と歩道を区切る境界に置かれた石柵です。 石材は札幌資料館(元の札幌控訴院:裁判所)や石山緑地で使用されている札幌軟石です。

赤い実のついている樹木はナナカマド。

 

 

道庁前北3条広場  イルミネーション

11月下旬から札幌駅~南1条まで駅前通と大通公園を中心に “さっぽろイルミネーション” が始まっています。 札幌の中心部は、LEDライトの光で、夏場の夜とは違う、別世界の輝きを放っています。
下の写真は、その一つである北三条広場のイルミネーションです。 道庁前から駅前通りまでの1町間にある街路樹イチョウにイルミネーションが取り付けられています。
2017.12.14
撮り方が悪いのか、カメラが安物なのか、実際にその場で見る方がずっときれいです。

写真では分らないのですが、LEDライトは赤、黄、白、青と色が変化してその場の雰囲気を変えるようにセットされています。
道庁内のイルミネーションを見て北3条広場へ行ったのですが、中国人と思われる観光客の人たちがイルミネーションを背景に写真を撮っている姿を多く見かけました。

今回の話題はイルミネーションの輝き・美しさではなく、これを設置して取外しまでの期間に電気代も含めてどれくらいの費用がかかるかについてです。

2017.11.16

11月中旬、北3条広場(道庁前イチョウ並木)の前を通ると、高所作業車が何台も連なって何かの作業をしています。 一瞬、イチョウの剪定?と思ったのですが、剪定作業に何台も高所作業車を並べてすることはありません。 よく見ると、高所作業車の先に付いているボックスの中に作業員が2人いて、コードのようなものをイチョウに取り付けています。 11月24日から始まったイルミネーションの飾り付け作業のようです。

大通公園の夜のイルミネーションは度々見ているのですが、このように車を使って飾り付けをしている現場を見るのは初めてです。 この作業はなかなか大がかりなものだなと思いつつ、これってどれくらいの費用がかかるのかな?と思ってしまいました。

それで試算してみました。
高所作業車1台で1日にイチョウの樹に飾り付けが出来る本数を2本と仮定(少し少ない?)して、道庁前イチョウ並木は29本ありますが、イルミネーション(LEDライト)を飾り付けているのは16本なので、
16本 ÷ 2本/台 = 8台です。
イチョウの樹高は高いもので20m近くあるので、とりあえず、22m級の高所作業車を使うことにします。
高所作業車1台に付き、飾り付けをする人1名とその補助が1名の2名が必要です。 なので、飾り付けをする人8名、その補助8名となります。 また、イルミネーションを飾り付けたイチョウの樹にそれぞれ管理ボックスが取り付けられており、その設置作業に電工とその補助が必要です。 人数は電工2人、その補助2人とします。

これをまとめると(イルミネーションを取り付ける作業)、
・高所作業車        8台 × 39,000円 = 312,000円
・その運転手        8名 × 17,900円 = 143,200円
・飾り付けする人      8名 × 18,700円 = 149,600円
・その補助         8名 × 15,400円 = 123,200円
・電源ボックスを設置する人 2名 × 19,200円 =  38,400円
・その補助         2名 × 15,400円 =  30,800円

・合計               = 797,200円 ≒ 797,000円
となります(電源ボックス本体の費用は分らないので省略)

これは飾り付け作業で、イルミネーションが終わるとその後に撤去作業があります。
この作業は取付より時間がかからないと考えて0.7掛けで計算します。
・797,000 × 0.7 ≒ 557,900円
イルミネーションの飾り付けとその撤去の合計費用は、1,354,900円
それにこの作業を請負った会社の経費(とりあえず合計費用の30%として)は
・経費  1,354,900,円 × 30% = 406,470円

イルミネーションの飾り付けとその撤去にかかる費用に経費を加えると
1,354,900円 + 406,470円 = 1,761,370円
となります。

それに材料代(電球)と電気代がかかります。

先ず材料代(電球)ですが、16本のイチョウの樹に全部で45,000球を飾り付けているとのことです。 電球(LED)をウェブサイトで調べると、北3条広場と同じような電球を使っているものは、9mのコードに電球が60球ついているものが2,000円ほどです。 これが北3条広場のものとどの程度違うかは分りませんが、とりあえず、これを使って計算してみると、

45,000球 ÷ 60球 = 750本
750本 × 2,000円 = 1,500,000円

これを5回(5シーズン)使うとすると、 1回当りの金額は
1,500,000円 ÷ 5回 = 300,000円/回
となります。

次に電気代です。

電気代の計算式は、
商品のkw数 × 日数 × 1日の使用時間 × 電力量料金(kwh)= 電気代
で計算します。
・商品のkw数は60球で4wですので、
4w/60球 × 45,000球 = 3,000w = 3kw
・日数 開催期間は、11月24日~3月14日ですので、111日となります。
・1日の使用時間は、とりあえず、17時~22時にして、5時間とします。
・電力量料金(kwh)は、基本料金や使用量によって単価が変わるので、とりあえず、30円/kwh(時間当たり)とします。
そうすると、
3kw × 111日 × 5時間 × 30円 = 49,950円

電気代はイルミネーションの設置に比べると大したことはありません。

全ての費用を合計すると、
・イルミネーションの設置費 1,761,370円
・材料代(LEDライト)    300,000円
・電気代             49,950円
・合計           2,111,320円
・消費税            168,905円
・総合計          2,280,225円
となります。
以上の計算は単なる試算ですが、それでもおおよそ230~300万円くらいは掛かっているのではないでしょうか。

この北3条広場のイルミネーション以外に大通公園や駅前広場等にもイルミネーションが設置されています。
これら全体の飾り付け費用を計算してみると・・・。 北三条広場が45、000球のLEDライトを使っていますが、札幌市都心部全体で使用されている電球数が830,000球です。 これら全部の費用を電球数比(45,000球で230万円かかっているので、830,000球に換算する)で計算すると、全体の総費用は約4,242万円になります。 おそらく、全体では4,000~5,000万円くらい、若しくはそれ以上の費用は掛かっているのではないでしょうか

この金額を高いと見るか、安いと見るかは判断の分かれるところでしょうが、札幌市のイメージアップ、冬の観光客誘致のため、その他理由はいろいろあるでしょうが、これらの観点からすれば、このイルミネーションは観光都市札幌にとって、「高くはない、十分価値のあるもの、いや、それ以上のもの」のように思われます。

 

 

 

円山公園  晩秋の輝き

2017.11.3
自転車で南1条通を西に向って走り、環状通を横切って車道幅の狭い円山線に入ると左右に円山公園の樹林地が拡がってきます。 左手に坂下グランド、その奥に円山の山肌を見ながら、100~200m程進むと左手に写真の場所があります。 開拓史が設置した養樹園、現在の林業試験場に当たる施設があった辺りでしょうか。
夏場にこの当たりの園路沿いを歩くと、公園や郊外の道路脇に生えているクローバーやブタナ、少し草丈の高いシナガワハギやノラニンジンなどの帰化植物はほとんどなく、この地方に自生する野草を見ることが出来ます。
1~2ヶ月前ここに来たときは、そんな色あせた下草で覆われた樹林下でしたが、晩秋の落葉期には、このように褐色の世界に変身します。 自転車を降りて人気のない落ち葉の上を歩くと、カシャカシャと葉の擦れる音が響きます。 これから始まる長い長い冬を前にして、北国札幌の短い秋、円山公園の樹林地は最後の輝きを放っています。

ヤマモミジ  大通西12丁目

2017.10.25
写真は大通西12丁目のヤマモミジ。 大通西13丁目にある札幌市資料館(昔の札幌控訴院:裁判所)側から撮影。
大通公園は西1丁目~西12丁目までありますが、紅葉が一番きれいなのは西12丁目です。西12丁目で多い 樹種はヤマモミジ、その他に黄葉するシナノキなどが植えられています。
背後に立っているベージュの建物は札幌高等検察庁

2017.10.25
モモジの紅葉が最も美しく見えるのは、太陽の陽を透かして赤く輝くとき。

 

公園などで見るモミジはヤマモミジが多く、樹名板もヤマモミジと書かれたものが付けられています。
不思議なのは、豊平区西岡にある森林総合研究所の樹木園、この樹木園は系統別・樹種別に樹が植えられているのですが、カエデ科の一画にはオオモミジとイロハモミジはあるのですがヤマモミジは見当たりません。 樹木園ではない別の場所に植えてあるのです。 北海道の樹木に関して最高峰であるこの場所で、ヤマモミジはいまいち確定した地位を得ていないようです。

このヤマモミジ、イロハモミジ、オオモモジの3つの種(しゅ)についての位置付けは、
・3つの種を独立種と位置付ける見方、
・イロハモミジとオオモミジに分けてヤマモミジをオオモミジの亜種とする見方
・イロハモミジで代表させ、3種をその亜種、変種とする見方、
・3種の基をヤマモミジに置くなど
専門家の間においても見方・考え方が分かれているようなので、そのあたりの事情が当研究所にも反映されているのかもしれません。

参考(3種の分類について) → カエデ類(その4)

2017.10.24
森林総合研究所のヤマモミジ 落ち葉がきれいです。 2017.10.24

 

黄葉  札幌周辺の山々

2017.10.19
道々西野真駒内線 盤珪北の沢トンネルを西区側に出た辺り
前面のこげ茶色はオオイタドリ

2017.10.10
国道230号から八剣山を正面ではなく、横側から撮影

 2017.10.19
八剣山 豊滝の橋の上から
右下黒い影は橋の欄干の陰

2017.10.19
小林峠

2017.10.17
藻岩山 中央区南34条西10丁目辺り

 2017.10.9
円山 野球場 坂下グランドから撮影