リンゴ 腐らん病

庭に植えてあるリンゴの剪定を毎年3月中下旬に行っています。今年も例年より少し遅めの3月29日に行いました。
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植えてから25年?程経つのですが、高さは2.5m弱でこじんまりとしています。 毎年20~30個ほど実がなります。 剪定をしようと樹を見ると、主幹の一部の樹肌が周りと色が違うのです(赤丸の部分が病気にかかったところ)。

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拡大写真。 正常な樹肌と明確に区別が付きます。 樹皮が剥がれたところは、ナイフで削り取った部分。

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この裏の部分(樹皮)も胴枯病に罹っていて、樹皮を指で押すと柔らかく、爪を押し付けると樹皮は簡単に割れます(傷つく)。  樹皮の剥いだ部分に鼻を近づけると、独特の甘い臭い?匂いがします。 この症状からすると、この病気はリンゴで最も怖い “腐らん病” のようです。
この腐らん病は主幹を一周(根が吸い上げた水や養分を通す道管部が枯死)しているので、病変上部は枯上がってしまいます。 5月上旬には花は咲き新芽もでますが、しだいに樹に勢いがなくなり、樹が小さいのでおそらく8月ごろには完全に枯死すると思います。

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鮫肌状(樹皮の表面を触るとザラザラする)で、黒いつぶつぶが点在する。 この部分が最初に腐らん病に罹ったところのようです。

〇 腐らん病(胴枯病の一種)
果樹や林木の幹、枝に発生する病気で、代表的なものにリンゴ腐らん病がある。 北海道など寒さの厳しい地方で多く、みきに褐色の湿疹状の腫れ上がった病変部を生ずる。 病変部はjy費がはげやすくなり、アルコール様の臭気を発する。 病変部は夏には乾燥してへこむ。 病状が進むと病変部から上は枯れる。 病原菌はカビの一種で子のう菌類に属するバルサ・ケラトスペルマ (Valsa ceratosperma) である。 この菌はリンゴのほか、ナシ、ポプラ類、ナラ、カエデも侵し、腐らん病をおこす。 腐らん病はこのほかヤナギ類、ケヤキ、キリにも発生する。 病原菌はValsa属の菌であるが、リンゴ腐らん病菌とは種が異なっている。
(コトバンク 日本大百科全書より)

<追記 2016.4.13>
昨日(4月13日)、腐らん病に罹ったリンゴの樹を伐採しました。 病斑部のある幹の部分はノコギリで切取り、土中に埋めました。 残った枝は月末に1度あるごみ回収に出す予定です。
年も年なので、新しく果樹の苗木を植えようか迷ったのですが、やはり植えてしまいました。 しかも、リンゴを。 品種は “ふじ”です。 実が生るのは4~5年先でしょうか。 楽しみのような先の長い話のような。

腐らん病に関しておもしろいサイト(りんご腐らん病の治療法)を見つけましたので掲載します。
http://astamuse.com/ja/published/JP/No/1997308395

下記は、上記ウェブサイトの一部です。
りんご腐らん病は、かびの一種である嚢子菌類(Ascomycetes) に属する病原菌に感染して引き起こされるものであり、樹勢が弱ったりんごの木の幹や枝に発生し易く、凍寒害、日焼け、風雪害、或いは虫害等によって生じた樹皮の損傷部、又は剪定の切り口からも病原菌が侵入感染する。その病徴は、りんごの成木の幹や枝に、3月下旬ごろから6月中にかけて、樹皮の一部にややふくれた不整形暗褐色で且つ軟腐状の数cmから数10cmの病斑(患部)を生ずる。この病斑が拡大し、病斑部分が幹や枝を一周すると、病斑部分よりも上部は枯死する。かかる病斑の拡大は夏期の高温乾燥期では一時停止し、病斑は乾いて陥没するが、9月から10月にかけて再び病斑は拡大し、黒色粒状の子座が多数形成されてサメ肌状となる。この頃、子嚢殻では子嚢胞子が作られ越冬伝染源となる。また、6月下旬以降梅雨期にかけて、病斑上には黒色粟粒体の細粒点(柄子殻)が現れ、そこから1〜2mmの糸くず状の胞子角が噴出し、他の幹や枝を感染させる。

この様な、りんご腐らん病の感染力は強く、且つその病斑の拡大は急速でありるため、りんご園のりんごの木が全滅するおそれがある。かかるりんご腐らん病の対策としては、りんご腐らん病に感染した幹や枝を早期に切断して焼却処分することが有効である。しかし、幹を切断し過ぎると、りんごの生産力が低下し、主幹がりんご腐らん病に感染した場合には、主幹を切断することはできない。このため、従来、りんご腐らん病の治療方法としては、りんご腐らん病によって発生した病斑部分の樹皮を削り取り、農薬を塗布する方法が採用されているが、病原菌は木質部まで侵入していることがあり、病原菌に感染した部分を削り残す場合がある。この様な場合には、りんご腐らん病が再発し易い。また、樹皮を削り取ることによって、病原菌が舞い散るおそれがあり、且つ樹勢が弱ることによって、りんご腐らん病に感染され易くなるおそれもある。一方、りんご腐らん病は根部には発生しないことから、病斑部分の樹皮を削り取ることなく病斑が発生した幹等に約5cm程度の厚さに巻いた泥を湿潤状態に保存する泥巻き法もある。

 

リンゴ 焼きリンゴ 

10月1日未明に北海道の北を通過した爆弾低気圧。 そして、10月7日に道東を襲った台風23号。 10月1日の爆弾低気圧は報道機関が騒いだ割にそれほどの風ではなかったのですが、今回の台風23号は、超大型と言われただけあって、台風の中心から相当離れているにもかかわらず、札幌はすごい風に襲われました。 大木が倒れて車が押しつぶされたニュースをテレビで見ました。 この時期に、北海道は2週続けて超強風に襲われました。 以前には考えられない現象です。 気候が変わってきたことを感じます。

我家にリンゴの樹が1本あります。 植えて20年くらい経ちます。 高さは2.5mくらい。 葉張りも2~3mで、大きくならない接ぎ木苗を植えました。 今年は30個ほど生りました。 品種は “ 紅玉 ” で、今風の甘いリンゴではなく、酸っぱさが美味しいリンゴです。 古い品種なので、 郊外のスーパーでは見かけません。食べごろは10月中旬以降になります。リンゴ 紅玉 2015.10.10
爆弾低気圧襲来前の収穫と台風23号の強風で10個ほど落ちてしまって、樹には2~3個しか残っていない。

しかし、今年は、上述の強風がやってきたので、落ちて投げるより益しということで、台風が来る前の9月30日に約半分の15個のリンゴを収穫しました。 食べると、やはりまだ、甘さも酸っぱさもいまいちです。 ボール一杯に収穫したリンゴをどうするか?と迷った末、‘紅玉’ の品種特性を活かして 焼きリンゴを作ることにしました。
我家の名シェフによると、焼きリンゴの作り方はいろいろあって、リンゴの芯をくり抜いて丸ごと1個をオーブンで焼く方法や、もっと簡単に、レンジで5~6分チンする方法などがあるとのこと。 試しに、芯をくり抜いたリンゴにバターと砂糖を入れて、レンジでチンしてみたのですが、リンゴのシャキシャキ感がなくなりトロトロになって、食感がいまいちでした。 また、丸ごと1個を焼く調理法は、30分~1時間ほどオーブンにかけなければならず、時間がかかりすぎるということで不採用になってしまいました。 決まったのは、リンゴを十二等分くらいに薄く切って、その上にバターと砂糖をのせ、シナモンを振りかけて9分前後焼く方法でした。 時間のかからない手軽にできる作り方を採用したそうです。
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2015.10.10
味はまあまあです。 来年からはこの時期にデザートとしてときどきお目見えする一品になりそうです。

<余談:紅玉>
〇その1
リンゴは、栽培の歴史が古いだけに、栽培品種は非常に多いが、大規模に栽培されているものは比較的すくない。世界的に広く栽培されているものは、デリシャス系と‘ゴールデン・デリシャス’である。 日本では、明治時代以後に多数の栽培品種が導入されたが、日本の風土に適し、かつ日本人の嗜好にあったものだけが残り、大正期にはすでに ‘国光’ と ‘紅玉’ が2大品種の様相を示した。 それ以後もこの傾向はますます強まり、1960年ごろには両品種だけで全生産量の70%を占めるようになった。 しかし、その後品種更新時代に入って、この両品種は急減し、それに代わって ‘ふじ’ デリシャス系などの比率が高まってきた。(園芸植物大辞典)
リンゴ 紅玉
2015.10.10  りんご:紅玉
〇その2
1871年に開拓使によって導入され、1900年に邦名を紅玉と命名された。

その名の通り艶やかな深紅のリンゴで、やや小玉で酸味が強く、果肉のきめは細かく芳香もある。
戦前は美味しいリンゴの代名詞として、国光とともに一世を風靡。戦後は酸味の強さから後継品種に追われるが、アップルパイなど焼き菓子には最適な品種のため、製菓用として根強い需要がある。
(ウィキペディア)