ダイコン  モンシロチョウ

2017.9.10
写真は、我家の家庭菜園に8月11日にタネをまいたダイコンです。 は種後約1ヶ月です。 このダイコンは漬け物用です。 は種後約2ヶ月で太いダイコンが収穫できます。 しかし、しっかり管理しないと(しばらく見ていないと)、葉がアオムシに主葉脈だけ残してきれいに食害されてしまします。

当地札幌は9月に入っても暖かい日が続いていて、晴れた日の午前中にモンシロチョウがチラチラと、このダイコンの周りを飛んでいるのを見かけます。 卵を産み付けに来ているのです。 気を付けて見ていないと、葉が食害されてしまいます。 それで、は種後本葉が少し大きくなる頃に浸透性の殺虫剤をかけます。 これでしばらくは持つのですが、薬が効かなくなると、また、食害されてしまいます。

具体的には、8月下旬(は種後15~20日前後)に薬を1回散布しています。 農薬の使用方法を見ると、浸透性殺虫剤の場合、作物の種類による違いはあるのですが、農薬散布後約20日で収穫可能となっているのでこれを判断基準にして、ちょうど今頃、9月10日頃に農薬の効力が無くなると判断して、2回目をかけています。 今年は暖かい日が続いているので9月5日?にかけました。
2017.9.10
写真は、ダイコンの葉裏です。 葉の中央に少し黄色がかった楕円形の小さなものが立っているのが見えます。 大きさは1mm程のごく小さなものです。これがモンシロチョウの卵です。

昨日、畑でモンシロチョウがダイコンの周りを飛んでいるのを観察してました。 モンシロチョウは、卵を産む場所を捜してこっちの葉あっちの葉と飛び回るのですが、卵を産むときはしばらくその場所に留まっています。 時間にすると1分弱?程度でしょうか? その葉を確認して撮ったのがこの写真です。

昆虫に関することは知らないのですが、樹木に被害を与える多くの昆虫の卵の産み方は、集団というか、かためて産むことが多いのです。 その点、モンシロチョウはご丁寧に1個1個葉裏に産み付けていくのです。 だから、あのようなチラチラというかフワフワした飛び方をするのですね。 すっーすぅーと飛んでいたら、1個1個は産んでいられないですよね。

家庭菜園に関する図書やウェブページなどでは、「卵や幼虫を見つけたら手で除去しましょう」と書かれていますが、1mm程度と非常に小さい卵を確認して取り除くのは、ダイコン2~3株程度ならなんとかやってみようと思いますが、35株(今年の株数)となるとほとんど不可能です。 他にすることがたくさんある家庭菜園をする者にとっては、農薬の散布も収穫するためには大事な農作業の一つです。

以下はある参考図書の「農薬を使わない防除」の説明。
「畑にモンシロチョウが飛んでいれば産卵して発生する可能性があります。 日ごろから葉の裏表をよく確かめ、卵や幼虫を見つけしだい捕殺します。 苗の定植後に防虫ネットや寒冷紗で株全体を覆って成虫の産卵を防ぎます。 その際、防虫ネットや寒冷紗と土の間に隙間ができないようにします。」
防除ネットを張った後の管理(風で吹き飛ばされることやネットの除去)を考えると、防虫ネットを張ってまでダイコンやキャベツを作る気はしませんね。

とりあえず、今のところモンシロチョウの被害に遭っていないのですが、まだ、安心は出来ません。 9月中旬以降でも暖かい日があると、モンシロチョウは飛んできます。 9月上旬に農薬をかけていますが、20日後の9月下旬には薬はかけたくありません。 その頃にはダイコンの株も大きくなっているので、様子を見ながら、アオムシを見つけたら捕殺するつもりです。

<余談:その後生き残った幼虫は?>
暖かい時期はモンシロチョウの卵は1週間で孵化し、1ヶ月ほどで成虫になるのですが、札幌のこの時期に産み付けられた卵は蛹で越冬するそうです。葉裏にくっ付いた蛹は 葉が枯れると地面に落ち、そのまま雪の中で4ヶ月間過ごすのでしょうか? ちなみに、蛹から羽化してモンシロチョウで生きている期間は1~2週間だそうです。

 

 

 

ダイコン 9月11日は種

毎年、バレイショを収穫した後に、お盆の8月15日前後にダイコンの種をまいています。 ところが、今年はその場所にニンニクを植えつけたので、すっかり、ダイコンの種をまくのを忘れてしまいました。 それで、だめもとと思いながらも畑の余ったところに9月11日に種をまいてみました。 約1ヶ月弱の遅れです。 ダイコン 2015.11.22
11月22日に写真を撮っています。 種をまいてから72日目です。 ダイコンの太さは2cmほどです。 種をまくときには、少しは食べられるくらいの大きさになっているかな? と期待したのですが、少しどころではなく、まったく大きくなっていませんでした。 やはり、種をまく時期は “そのとき” でなければ駄目なようです。

ダイコンの※積算温度は、
は種後71~115日(積算温度1,000~1,400℃)で収穫期に達し、収量は900~950kg/ a 程度(青森県農林総合研究センター畑作園芸試験場)
なので、大きめのダイコンで1,400℃、小ぶりのものは1,000℃というところでしょうか。
ちなみに、今回のダイコンの積算温度(9月11日~11月22日)は、817.2℃です。 この積算温度なら、もう少し大きくなってもよさそうです・・・・。 おそらく、我家のミニ菜園は札幌市の郊外にあり、札幌市中心部の気温より2~3℃低いので、これを考慮すると、積算温度は、817.2℃-72日×2.5℃=637.2℃。です。 この数値ならそうかな?と納得します。

今年(平成27年)の8月15日(例年のダイコンのは種日)~10月31日までの積算温度(札幌市中心部)は、1245.2℃です。 この積算温度なら普通以上のダイコンができそうです。
我家の家庭菜園の気温は札幌市中心部に比べて低いので、 それを考慮しても 1052.7℃=1245.2-2.5℃×77日 になります。 多少温度が低くても、こぶりのダイコンは収穫できそうです。

※積算温度  毎日の平均気温を合計したもの、これを積算温度という。 たとえば、スイカの果実の成熟には一定の日数がかかるが、日数よりもむしろ毎日の気温の累積が重要であり、それは800~1,000゚Cとみられている。つまり、快晴が続いた場合日数は少なくても、累計がこのぐらいの積算になれば成熟に達するとみられている。 このように、積算温度は作物の栽培の多くの場面に共通した重要な意味をもつ。 (タキイ種苗HPより)