樹まぐれ日記

四季折々に変化する樹木など植物を観察して樹まぐれに日記を書いています。

シソ 6月上旬開花

例年は5月中旬なのですが、どういう訳か?、ちょっと?相当?早いかなと思いながらも、今年は4月30日にホーマックでシソの苗を購入して、その日に植え付けました。
やはり、植え付けた時期が早すぎたのか、5月中旬までは、葉の色も本来の緑色ではなく少し色あせた感じで、周期的にやってくる5月の寒さに耐えているという感じでした。 葉の色が濃くなってきたのは約1ヵ月後fの5月下旬になってからです。

2024.6.6
シソ苗の草丈は30cm強の例年並みの大きさなのですが、葉の間からシソの花穂が顔を出しています。
2024.6.6
シソの小さな白い花が咲いています。
通常は9月に入ると白い花に気づくのですが、今年は6月に咲き始めました。
我家ではシソのしょうゆ漬けをつくっているのですが、花が終わってシソの実ができる9月下旬にシソの花穂を摘み取っています。 ところが今年は、6月上旬に花穂をつけてしまいました。
植物が花芽をつくる要因として温度や日長、栄養状態などがあります。 5月にダイコンのタネをまくと思わぬ低温で7月に花が咲き、レタスは6月にタネをまくと、夏場の高温で花を咲かせることがあります。 これらの現象を農業関係者は、「とうだち」もしくは「抽苔」と言っています。 野菜は温度の高低が花芽分化・形成に影響します。
一方、シソは短日植物で日長が14時間以下になると花芽分化を起こし、通常は8月下旬から9月上旬に花穂が出てきます。シソの花芽分化・形成は日の長さです。 ところが、今年のシソは昼間の時間が最も長くなる6月上旬に花が咲いてしましました。
この現象は何が原因で起きたのでしょうか?
ネットでシソの花芽分化を調べると、その要因は日長だけで他の要因は出てこなかったのです
例年シソを植え付けるのは5月中旬なのですが、今年はどういう訳か、4月下旬に植え付けてしまいました。 植え付ける場所、施肥などは例年と同じで、異なるのは植付た時期だけです。
我家の畑に植えてあるシソは現在、花穂を上げています。 それが上がってきた原因は温度(5月上中旬の低温)の可能性が高いと思っているので、今後、通常の栄養成長(8月下旬まで茎葉だけが成長)に戻ると思っているのですが、どうでしょうか?

 

パセリ 2年草

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毎春、園芸店でパセリ苗を購入し畑に植えて、一夏料理に利用しています。 翌春、畑起こしのときにパセリの葉が青々としていても掘り起こして投げていました。
しかし、一昨年の春に、
「パセリを植えて2年目の春に掘り起こさないで、そのままにしておくとどうなるだろう?」と思い立ち、パセリがどのように成長するか?様子を見ることにしました。 それが昨年の以下のブログです。

⇒ パセリ開花  二年草?多年草?

⇒ 2年草?多年草?(その2) 

そして、今春そのパセリが3年目を迎えました。 パセリは2年草なので、2年目に花を咲かせ種子をつけて枯れるのですが、短命な宿根草の株もなることもあるとのことなので、3年目の春も掘り起こさないで、そのままにしておきました。 それが下の写真です。
2024.5.2
見た通り、パセリは完全に枯れてしまっています。 地下に生き乗っている茎から新芽が出ているか?と少し掘ってみたのですが、全くその気配はありませんでした。 我家で植えたパセリはやはり2年草でした。
このことをある方に話をしたら、
「もし、3年目に新芽が出てくるようにしたいのなら、その前年の2年目に花を咲かせない、タネをつけさせないようにすれば、根に養分を貯められるので、3年目に新芽が出る可能性があるのではないか?」
というのです。
この意見は、「それらしく」思えたので、
今春植えるパセリは来年(2年目)の7月に上がってくる花を取り除いて、株を充実させようと思っています。

<余談>
2年草は、タネをまいたその年は茎葉と根を成長させるだけで、開花は翌年の春から夏に、そして、その年に実をつけて枯れる植物です。
ちなみに、年中料理に使われるキャベツやハクサイ、ダイコンは2年草です。 これらの野菜は春から夏にタネをまき、その年に収穫するので通常は花を見ることはできませんが、そのまま収穫しないで越冬させると、翌春にアブラナ科特有の十字の花を咲かせます。

 

 

 

 

焼き芋 

10月11日に収穫したサツマイモで、12月12日に焼き芋をつくりました。 収穫から約2か月が過ぎています。
サツマイモは収穫後しばらくは焼き芋にしても甘味がのらないので、2ヵ月ほど寝かせる、熟成させると美味しい焼き芋ができるといわれています。
それで、そのように2ヵ月経ってから焼き芋をつくりました。
作り方は、サツマイモを洗浄後、レンジで5分ほどチンしてイモを蒸かします。  それをアルミホイールに包んで、フライパンで蒸し焼きにします。 その時間は弱火で1時間15~30分程。 満遍なく火が通るように15~20分間隔でサツマイモをひっくり返します。
収穫して4ヵ月が過ぎた2月以降に焼き芋をつくるときは、1時間ほど蒸し焼きにしていると焼き芋の甘い匂いが部屋の中に充満?漂うのですが、今回はそれが全くないのです。 1時間半ほど蒸し焼きしても家中に甘い香りが漂わないので、とりあえず食べてみました。 甘味はあるのですが薄いというか、今までに作ったものに比べると美味しくないのです。
サツマイモの糖化が進む温度は14℃ほどといわれています。札幌は本州に比べて気温が低くでんぷんの糖化が進みにくいので、美味しい焼き芋を食べるには熟成期間をもう少し伸ばした方が良いようです。 私の経験では、年内は熟成期間が短いようで、2月以降になれば確実に美味しく食べられます。

それでは、※スーパーで売っているサツマイモはどうなんでしょうかね? 買ってきて直ぐ焼き芋にして甘味がのるのでしょうか?   生産者は熟成のためにしばらく貯蔵してから出荷するので問題はないとは思うのですが 、必ず糖化されたサツマイモが売られているとは限らないようです。 試しに1本だけ焼いてみて甘味が無いようなら、しばらく貯蔵ということになります。
最近ではサツマイモの生産団地の大型化や青果用に1年を通して出荷するために、大型の室内(コンテナ)貯蔵が一般的となっているそうなので、多くのものは大丈夫なようです。

我家の貯蔵法は、収穫後数日陰干して、そのままガレージに10月末まで保管します。寒さが増してくる11月上旬に屋内に入れるのですが、そのときに1個づつ新聞紙に包んで段ボール箱に詰め込んで保管します。 保管場所に温度計を置いてときどき見ているのですが、今までのところ13~18℃で、真冬になるともう少し(1~2℃?)低くなると思います。 この部屋で一冬保管すると、5月まで焼き芋で美味しく食べられます。

⇒  サツマイモ(その2) 収穫

 

 

田んぼ(その3) 収穫

下の写真は上から順番に、
① 田植え後の6月18日、
② その約1ヵ月後(初夏)の7月23日、
③ 収穫が近い9月18日、
④ 収穫直前の10月8日、
⑤ 収穫後の10月23日、のものです。

①  田植え後の6月18日
2023.6.18
⇒ 田んぼ

② その約1ヵ月後(初夏)の7月23日2023.7.23
⇒ 田んぼ (その2)

③ 収穫が近い9月18日2023.9.18
北海道道央地区の稲の収穫時期は9月下旬~10月中旬。
写真の稲の収穫までにはもう少し日にちが必要なのですが、稲が倒れてきています。
爆音器のドッスーンという音がときどき辺り一面に鳴り響きます。 スズメ除けです。

④ 収穫直前の10月8日
2023.10.8
収穫作業はまだですが、ほとんどの稲が倒れてしまっています。 これで収穫できるのかな?と心配になります。

⑤ 収穫後の10月23日
2023.10.22
3023.10..23
刈り取った後に残る切り株が見えるので、稲刈り作業は無事終わったようです。10月中旬頃だったのでしょう。 今時のコンバイン等収穫機は、完全に寝ている稲でもちゃんと刈り取ってくれるようですね。

〇 稲が倒伏する理由
稲が倒伏する原因はいろいろあるようです。
① 草丈が伸びる品種(昭和40~60年代?までは最も美味しいお米の一つと言われていたササニシキが代表的な品種)節間が長いので倒れやすい
② 夏の成長期に日光不足で丈夫な株ができない
③ 肥料のやりすぎ、特に窒素肥料で成長して大きくはなるが、軟弱に育つ
④ カビの病気や虫の害で茎の強度が弱くなる
などが原因で倒伏するようです。 詳しくは以下のページで

⇒  くぼたのたんぼ  

〇 稲架掛(はさかけ);稲を刈り取った後に自然乾燥させるために稲をかける木を組んだもの。

⇒ 新潟最北端コシヒカリの産地からのページよりお借りしました
http://www.niigata-kome.jp/blog/2016/09/20160928.html

中学生時代はテニス部に所属していて、体を鍛えるためにときどきみんなで持久走を行うのですが、距離にして4~5kmほどでしょうか、学校の外に出て走るのです。 そのコースは川沿いの田園風景が拡がるところでした。 稲の収穫が終わった農道沿いに私の背丈の2~3倍くらいある稲架掛けがところどころい設置してあって、そこをハァーハァーと息を切らしながら走り過ぎます。 そのときに※干してある稲の香り、それは干し草とはまた違う、稲穂があるために?独特の香りが漂ってくるのです。

ただそれだけのことなのですが、百合が原公園の近くにある田んぼの傍を行き交うとき、その当時の田園風景と稲架掛けを通りすぎるとき漂ってきた稲の香りのことを思い出すのです。

近頃は稲架掛(はさがけ)を見ることはほとんどありませんが、今から50~60年前、私の中学生のころまでは、稲を刈り取った後の田んぼにこれをよく見かけたものです。
それをよく見かけることができたのは昭和40年代初めまでです。 東京オリンピックが昭和39年(1964年)に、大阪万博が昭和45年(1972年)に開催されて、日本の高度経済成長期の最盛期の頃を迎えると、日本も豊かになり、日本人の生活様式や食生活など全てが急激に変わりつつある時代でした。 私が初めてレタスを食べたのが中学年のころで、それまで野菜と言えばホウレンソウのおひたし、ダイコンやはくさいの漬物、それに夏場のキュウリ、トマト、なす、ピーマンくらいなものでした。 小学校の給食はご飯ではなくパンでした。 それまでの冬の暖房はこたつと火鉢でしたが、石油ストーブに変わりました。
この日本が豊かになったことによって日本人の生活様式が急激に変わったのです。その変化の副作用?で日本人の主食であるお米が余り出したのです。 食料不足の戦後から米が余り出す昭和40年代(1970年代)までは政府は米増産の施策をしていましたが、昭和43年(1969年)からは、水田は残して置くけれど、とりあず米を作らない休耕田制度が始まりました。 そして、その数年後からは水田を他の作物に変える「転作」が始まったのです。
私がその当時見た稲架掛けは、休耕田制度が始まった頃のものなのでしょうか。 その頃になると稲の乾燥も手間のかかる自然乾燥から重油などを燃やす機械乾燥の変わっていったのでしょう。それ以降、稲架掛けを目にしたことは記憶にないのです。 この50~60年で今まであった日本の田園風景は劇的に変化したのです。
 

 

サツマイモ(その2) 収穫

サツマイモを育てるようになって5~6年が経つのですが、毎年、丸い大きなイモ、とぐろを巻いたような、グロテスクというか形状しがたい形のイモができ、スーパーで売っているような形のイモがあまり採れないのです。
原因は、園芸店でポット苗を購入して、それをそのまま植えるとそのようなイモができるようで、スーパーで売っているようなサツマイモを収穫するには、つる苗を植える必要があることを園芸図書で知りました。
それで、今年はポット苗を購入して、その苗からつる苗を育てることにしました。
つる苗はホームセンターに売っているのですが、そこにあるものはいつも葉が萎れていて、これで活着するのか?と思わせるような苗なので、自分で苗をつくることにし
たのです。 以下はその栽培記録です。
2023.4.27
4月27日にホーマックの園芸コーナーでポット苗を購入しました。 購入後直ぐに9cmポットから12cmポットに鉢上げしました。 写真の左が購入苗で、右が12cmポットに鉢上げ後のものです。 そのときに、つる苗を採るために葉先を切る摘心を行いました。 葉柄の基部から新芽を出させて、それを伸ばしてつる苗にするためです。 もし、つる苗の必要本数が2~3本なら摘心の必要はありません。それをするのは多くの苗を採るためです。

① 4月27日ポット苗購入・鉢上げ;12cmポットに鉢上げ、ピンチを行い、屋内(リビング)で管理。
② 5月14日鉢上げ;12cmポットから15cmポットに鉢上げ、(ポット内には白根が回っており、鉢替えの必要性を感じる)。 鉢上げ後、屋外(日中は陽の当るところ、夜は玄関下)で管理。
③ 5月27日 親株定植;4月27日に購入し、2回鉢上げ後に定植
④ 6月21日つる苗定植;4月27日に摘心してから2ヵ月弱で、葉の付け根から伸びた新芽が15~20cmに伸びた(つる苗になった)ので、それを切り、畑に植える。(切った苗を水揚げしたかどうか覚えていない)。
植え方;下図の水平植え

 お家で簡単にプランターでサツマイモを育てる方法(おいも美腸研究所HPより)
ホームセンターで売っているつる苗の長さは40cm?ほどあり、水平植えでも斜め植え(植付け前に箸のような細長い棒状のもので斜めに穴を空け、そこにつる苗を差し込む)でもできるのですが、自分がつくったつる苗は15~20cm弱程度の短い苗で、地面に埋められる葉は3枚と少なく、
葉先の部分が少し地面から顔を出す水平植え(船底植え)で行いました。 植え付け後にたっぷり水をやって、その上に不織布で覆いました。 理由は、直射日光を避けて、サツマイモの葉からの蒸散を抑えるためです。
④ 定植後以降の水やりは、6月下旬~7月上旬の雨が降らなくて畑土が乾いたときに、ビニールマルチの穴から地面に十分にしみこむように潅水。2023.7.18
左;親株を5月27日に定植し、定植後52日目の7月18日に撮影
右;つる苗を6月21日に定植し、定植後27日目の7月18日に撮影
2023.9.29
左;親株、定植後125日目の9月29日に撮影
右;つる苗。定植後100日目の9月29日に撮影
親株の方は、ブロック塀と通路の間に植えているので、広がるスペースが限られたこともあって、8月以降の成長はそれほどではありませんでした。 一方、つる苗は写真でも分るとおり、急激に葉の面積を拡げています。  2013.10.11
収穫;10月11日
左;つる苗4株 収量;5kg
右;親株2株  収量;3kg

〇 親株については、丸くて大きいグロテスクなイモが採れると予想していたのですが、意外にも比較的細めのイモが収穫できました。 理由は分かりませんが、2回鉢上げして大きい株を定植したことがが影響しているのでしょうか?

〇 今年の収穫量については、豊作なのか?それともそれなりなのか?判りませんが、例年に比べるとイモの形もよく豊作でした。 これだけあれば一冬楽しめそうです。 我家では、サツマイモを収穫後乾燥して(イモを洗ってはダメ)、新聞紙に1個づつ包み段ボール箱に入れて、無暖房の部屋(気温は10ー12~15℃くらい)に保管しています。 そうすると、翌春まで焼き芋で食べることができます。

〇 サツマイモにも害虫や病気がつき、特にイモの被害には要注意です。 しかし、ここ数年サツマイモを栽培していますが、葉はもちろんイモにも病虫害を受けたことがなく、現在のところ一度も農薬散布をしたことがありません。サツマイモは農薬要らずの作物のようです。

〇 サツマイモは過湿に弱く、イモが腐るなど病害が発生しやすいようです。 そのため、25~30cmの高畝栽培が必須なのですが、今回は親株は平らなところに、つる苗は25cm程の高畝で栽培しました。 両方ともにイモに異変は現れませんでした。 北海道は本州に比べると、梅雨はなく、台風のやってくる回数も少ないなど、本州に比べて絶対的に降水量が少ないので、そのような被害は比較的出にくいのでしょうか。 ただし、元々の地盤が低くて過湿になりやすい畑はサツマイモの栽培には向かないのです。

⇒ サツマイモ