冬芽は二列互生し、大きく、長さ5~8mmあり、広卵形ないし卵形で、先がとがり、扁平である。仮頂芽と次の側芽は接近し、やや大きく、二股分枝の枝をつくりやすい。勢いのよい枝では、冬芽はしばしば亜対生ないし亜二列互生となる。芽鱗は葉柄起源であり、暗黄褐色ないし暗褐色をし、短軟毛がはえ、2~3枚みえる。 (落葉広葉図譜)
イヌエンジュの冬芽は、大きさ・形状がアオダモに似ている。 しかし、イヌエンジュの冬芽と枝には白い毛が密生している。
冬芽の基部に白っぽい色をした半円が見えるが、これは葉痕。 その中に茶色の点々が2~3個見えるが、これは維管束痕(本来は3個)
2012.12.23
写真左側の “ さや ” は実殻。
2018.1.7
イヌエンジュの小枝の出方は、冬芽が比較的大きめなので小枝もやや太めで、細い枝が少ないため枝の出方もすっきりしている。