7月26日にジャガイモ(バレイショ)を掘り上げました。 毎年、この時期の7月下旬に収穫しています。 その理由は、このジャガイモの後作として、8月上旬にャベツとハクサイの苗を植えることと、8月中旬にダイコンのタネをまくためです。 2024.7.26
写真はジャガイモ(男爵)を掘り上げる直前に撮ったもので、株はほとんど枯れあがっています。(写真一番手前の青々とした株は5月下旬に植え付けたもの)
花が咲いて株が最も大きくなる6月下旬の状態は想像できませんが、今年は例年に比べて草丈は半分程度にしか成長しませんでした。
2024.7.26
例年は段ボール箱2~3個収穫できるのですが、今年は1箱でした。 例年の半分程度です。 玉の大きさも全体的に小ぶりで、大きいものが少ないです。
2024.7.26
雨が少なかったのが大きな要因と思うのですが、ほとんどのジャガイモに、皮の表面にあざができるそうか病 が発生しました。
⇒ ジャガイモ
⇒ ジャガイモ 収穫
<不作の原因>
我家のバレイショ(男爵)の例年の栽培歴はおおよそ、
・5月上旬に種イモの植付け
・5月20日過ぎ?に芽出し
・5月下旬~6月上旬に芽かき
・5月下旬~6月上中旬に土寄せ
・6月中~下旬に 花が咲く(その都度摘み取り)
・7月上旬から株の黄化が始まる
・7月末に収穫
今年は種イモの植付けが4月30日と例年に比べて少し早かったのですが、芽かき・土寄せはほぼ例年並みです。 そのころまでは例年どおり育っているように見えました。
異変に気付いたのが6月下旬です。 花が全く咲かないのです。 例年、この頃に花摘みをするのですが、今年は1花房だけ摘みました。それだけでした。
ジャガイモは、土から芽を出して株が黄化するまでの生育期間は2ヵ月ほどしかありません。 なので、今年のジャガイモの生育が悪いと気づいたのは6月末でした。 もうその頃はほとんど成長は止まっていてイモが大きくなる余地は少ないのです。
それにしても、今年はなぜ株が成長しなかったのでしょうか?、収穫量が少なかったでしょうか?
もし、ジャガイモの玉が小さいものしかできなかったのなら、芽かきをしていない、植える間隔が狭かったなどの原因が考えられますが、ジャガイモの収穫量が少ないのは、以下のことが考えられます。
1.肥料のやり過ぎ(窒素過多);茎葉は大きくなる(1mくらい)が、実はつきづらくなる
2.肥料をやってない
3.購入した種イモを使わなかった;昨年収穫したイモを種イモにすると、ウィルスに感染ている可能性があり、葉が縮こまったようになり、株は成長しない
4.疫病などの病気に罹った
5.連作障害;前年度にナス科の植物を植えるなど
6.生育期間中の気温が低かった
7.雨が少なかった
1と2.適正な肥量を施用
3.ホーマックで種イモを購入(ウィルスに罹っていない種イモ)
4.病気の兆候は見られなかった
5.連作障害前ついては、前作にトマトやピーマンなどナス科作物は植えていなくて、堆肥もちゃんと入れている、
6.気温については。5月下旬に少し寒い時期はあったが、ジャガイモの最も生育する6月は、不作になるほどの寒さでは全くなかった
7.降水量については、6月初めから7月中旬までは少なかった、雨が降ってもお湿り程度で、地面に十分染み込むような雨は一度も降らなかった
今年の不作の主原因は7.の少雨ではないか?と思っています。 それで、札幌の5~7月の降雨量を調べていました。.。
下表は5月~7月までの今年と過去30年間の平均雨量の比較
下図は上表をグラフ化したもの
折れ線グラフの赤い線が過去30年の平均。 青い線が今年(令和6年;2024)の降雨量。 この半旬毎(5日間毎)のグラフを見ると、今年は5~7月までの3か月間に、過去30年の平均降雨量を一度も上回っていないのです。 特に株が一番成長する6月に平年の3割しか雨が降っていません 。3か月間の合計雨量で見ると、今年は過去30年間の平均の1/4しか雨が降っていません。 ジャガイモの5月中下旬~7月上旬の生育期間全てにおいて雨が少なかったのです。
今年のジャガイモの不作は少雨が原因のようです。