ブドウ 摘房と ジベレリン処理(2回目)

引用

〇 ジベレリン処理1回目と摘心・整房
ブドウ(品種;バッファロー)のジベレリン処理(1回目)を行いました。 その目的はタネ無し化です。 ジベレリン処理をする日の目安は満開14日前後前なので、満開日を6月20~25日と推定して、6月11日に行いました。
今年の開花始め(気づいた日)は6月16日で、ジベレリン処理の5日後でした。ブドウの花には花弁がなく白い雄しべが2本ちょこんと出ているだけなので、花房全体の花がいつ咲いたのか?判別が難しいのです。 下の写真は令和2(2020年)に撮ったものですが、
おそらく、これぐらい咲いている状態が満開期ではないか?と思っています。
2020.6.26
今年の開花に気づいたのが6月16日なので、満開期は6月22日前後ではないか?と推定しました、 このブドウ品種バッファローを植えて4年目になるのですが、過去3年間のブドウの開花を見ていると、我家ではおおよそ6月20日過ぎのようです。

ジベレリン処理前日の6月10日に摘心(新梢の展葉枚数が10枚前後)と、果房の整理(長すぎる房を短くしたり、大きすぎる肩房を切除)をしています。

1回目のジベレリン処理ではジベラ錠を4個使って、200ccの液剤をつくりました。 1回目の処理時のブドウ房は8cmほどでそれほど大きくないので、細目のコップに入れて浸漬しました。

1回目ジベレリン処理  ⇒  ブドウ 摘心・整房とジベレリン処理

 

〇  2回目のジベレリン処理
下の写真は、ジベレリン処理2回目(7月2日)のときのブドウつるの繁
茂状況です。
2024.7.2
1枚1枚の葉が大きくなり、ブドウ柵をほぼ被うようになっています。新梢から出る副梢も伸びて、随時展葉2~4枚で摘心しています。 2024.7.2
新梢の展葉10枚前後のときに摘心をしているので、花ぶるいはそれほどではなかったようです。 この果房の実のつき方なら、まあまあの房、スーパーで売っているような実の詰まった房に少しは近づけそうです。 2024.7.2
〇 ジベレリン処理2回目
2回目処理の目的は、熟期促進と果粒の肥大化です。バッファローの収穫適期は9月上旬からですが、ジベレリン処理をすることで、熟期を8月下旬に早めることができます。
2回目のジベレリン処理は満開10日後と言われているので、7月2日(推定満開日から11日後)に行いました。
この時期になると果房も15~20cmと大きくなり、果房を浸漬するのに大きな容器が必要となるので、30~35果房?に200ccのジベレリン液を霧吹きで噴霧しました。

〇 摘房
バッファロー等の中粒種は、一つの新梢に1.5房(一つの新梢に1房若しくは2房)に整理摘房するのですが、この時期になるとツルは伸び、1枚1枚の葉は大きくなるので、一つの新梢にどのような房がついてるのか?(実付きの良い房なのか、花ぶるいしている房なのか)の確認に手間取るというか、やっかいなのです。
それと、たくさん実らせたいという誘惑と、こちらの新梢には1果房残す、あちらの新梢は2果房残すという手間のかかる確認と面倒な選択が相まって、どうしても摘房が甘くなってしまう、果房を多く残してしまうのです。

さて、ジベレリン処理を終えました。 後2か月弱の8月下旬に収穫適期を迎えます。甘くておいしいブドウができているか ?,、タネ無しになっているか? 楽しみです。

<追記>
〇 ジベレリン処理は何回も出来ないので、その効果を高めるためには、生育の旺盛な、また、出遅れている新芽などを芽かきして新梢の生育をそろえることが重要になります。

〇 摘房時期については、品種によって異なりますが、開花前と開花後に行う二通りがあるようです。 開花前に摘房する理由は、樹木への負担を少なくするためですが、当ブログでは開花後にしています。その理由は開花後の花ぶるいを確認して、実つきの良い房を残すためです。 我家のフドウは垣根仕立てなので、上述したように葉が繁茂して果房の良否の確認が厄介なので、開花前に1新梢3房を1房切除するのも有りかなと思っています。

 

我家の過去のジベレリン処理日

月日 令和4年(2022)
植付け2年目
令和5年(2023)
3年目
令和6年(2024)
4年目
6月8日 ジベレリン処理
6月9日 ジベレリン処理
6月10日 摘芯
6月11日 ジベレリン処理
7月2日 ジベレリン処理
7月4日 ジベレリン処理 ジベレリン処理
タネ無し化 不成功 成功 今年度は?

 

 

 

ブドウ 摘心・整房とジベレリン処理

5月上旬にブドウの芽が膨らんで新葉が2~3枚開き、その頃(5月11日)に芽かきをしました。
2024.6.13
それから約1ヵ月過ぎた樹姿が上の写真です。
新梢は1m以上伸び、1本あたりの葉の枚数も10枚前後になっています。 花房も新梢基部から2~5節の葉柄基部に1~3房つけています。 通常は3房/1新梢につけると言われていますが、今年の我家のブドウ(品種;バッファロー)は2房/1新梢が多いようです。植えて間もない若木にもかかわらす昨年果実を生らし過ぎたのが影響したのかもしれません。

6月中旬、この時期に① 摘心、② 房の整形、③ ジベレリン処理を行います。ブドウの花が咲く前後にこの3つが美味しいブドウを作るための重要な作業です。

① 摘心
下の写真は摘心前(左)と摘心後(右)のものです。
左右の違いが判るでしょうか?
写真左側 ブドウつるの先端に小さな葉が上下2枚出ています。
写真右側 2枚の内、下の葉1枚がなくなっています。 摘心しました。

2024.6.13
この摘心をすることによって、これから開花しようとしている花に養分を留めて、小さな果実にしようとしているのです。
もし、摘心をしないと、葉でつくった養分は先端に向かって葉(つる)をどんどんと伸ばします。 その結果、ブドウの花は咲いたけれど小さな果実にならない現象が起こるのです。 これを「花ぶるい」と呼んでいます。 花ぶるいが起きた房は、スーパーに売っているようなびっしり実の詰まった房にはならないのです。

② 整房
下の写真は、整房前(左)と整房後(右)です。
ブドウ房の基部から3本に分かれているので、左側の房を切除しました。
2024.6.13
整房は果房を整形することですが、家庭で作る場合、生業ではないので果房の形にこだわらなくてもよいのですが、巨峰のように大粒種ではたくさんの実をつけると秋の収穫時になっても果実の色が薄い茶色のままで黒く熟さないことが多々あるので、果房の着果量を少なくすることで、完熟した美味しい果実ができ、来年のための枝の充実も図れます。

ブドウは他の果実に比べて房の個々の果実は、秋の成熟期よりはるか以前にほぼ一人前の大きさになるので、それぞれの果実に一定量の糖分が流れ込まないと、言い方を変えれば、葉の光合成でできた糖分を届けてやらないと、果実は成熟しない、特に大粒種は甘くならないのです。 北国である札幌では夏の期間が短く気温も低いため、光合成できる糖分も少ないために、甘味の乗らないブドウができやすいのです。
その意味で、1個当たりの果実の糖分量を多くするために、整房・整粒・摘房は欠かせない作業になります。

③ ジベレリン処理
ジベレリン処理はシーズン中に2回行うのですが、1回目の処理はタネなし化のためのものです。 昨年は新梢の葉が10枚になったときに摘心をして、その後にジベレリン処理をしました。 そうしたら、スーパーで売ってる実がびっしり詰まった房にはならなかったのですが、タネのないブドウ(品種;バッファロー)ができました。
※タネ無し化のためのジベレリンの処理の方法・時期はブドウの品種によって異なる

2024,6,17
写真はジベレリン処理をするために、ホーマックの園芸コーナーで購入したものです。ジベラ錠と言います。 白い錠剤5個と説明書が入っていて、説明書に品種ごとの処方が書かれています、
1錠を50ccの水に溶かして、ブドウの房をそれに3~4秒ほど浸漬するのですが、房長が7~10cmほどあるので、50ccの量では少なすぎて、3錠を溶かし150ccにして、約35房?ほど浸漬しています。 今年は3錠では足りなくて4錠使いました。 ジベラ錠は5錠入りで1000円ちょっとするので、1回の処理に800円かかり、熟期促進のためにもう1回の処理が必要なので、合計1600円かかるのです。 割高感は否めません。
とりあえず、今年もタネなしブドウができることを祈っています。 2年連続タネなし化に成功すれば、ブドウ品種バッファローについては、新梢の展葉枚数が10枚のときに摘心して、その後ジベレリン処理すれば、少々?相当?大袈裟ですが、我家において、ブドウのタネなし化の技術を手に入れたことになります。

 

 

ブドウ  芽かき

2024.5.21

写真は5月21日に撮ったもので、葉が6枚前後展葉して、花房も葉の間から立ち上がってきています。 芽かきを10日前の5月11日に行っています。 この作業はブドウ栽培にっとて欠かせないものの一つです。2024,5,10
写真は芽かきをしたときの平均的な新芽の状態です。 一般的に葉が2~3枚展葉した頃と言われています。 勢いの良すぎるものや出遅れて成長の遅い新芽を芽かきしています。

芽かきの意味・目的
枝にたくさんついている新芽をすべて伸長させると枝葉が込み合い、太陽に当たらない葉が出てきます。 このことは、葉で行われている光合成の効率を落とし、果実の充実(大きくしたり甘みを増やす)に影響を与えます。 枝葉が混んでくると風通しが悪くなり病虫害が発生しやすくなります。
また、勢いの良すぎる新芽や芽出しの遅い新芽、間隔が狭くなっている芽など取り除いた方が適切と思われる 芽を芽かきすることによって、それぞれの新芽を均等に伸長させ、それぞれの枝の果実を充実させることができるようになります。

上図は、昨年(2023)の11月の投稿「剪定と着房数」で、我家のブドウ柵(縦:横=1.6 ✕ 3.1m)に、今春、いくつブドウ房を実らせるか?を検討するために作成したものです。
図に書いてある数字(11芽、15芽、7芽、11芽)は、昨秋、剪定後に4本の枝についている芽の数で、これを芽かきして30芽にする予定でした。
⇒ ブドウ  剪定と着房数

昨秋時の各枝の芽数 残こす芽の予定数 芽かき後の芽数    備考
上段11芽の枝 11芽 7~8芽 9芽
上段15芽の枝 15芽 10芽 6芽 枝先の1/3 が枯れて、新芽枯損
下段7芽の枝 7芽 5芽 4芽
下段11芽の枝 11芽 7~8芽 7芽 枝先の新芽が枯損
合計 44芽 30芽 26芽

昨秋、剪定を終えた時点で芽の数が44で、今春の芽かきで30芽残す予定が、実際は26芽になりました。 予定数より4芽少なくなっています。 しかし、このまま26芽を伸ばすと、枝葉が込んできそうな感じがします。 もう少し新梢(新芽)の整理がひつようかもしれません。
これから各芽から出た 新梢の誘引作業に入ります。 この作業で各新梢を適当な間隔(なるべく葉が重ならないような幅)に誘引します。
さて、どうなりますか?

2024.5.21
新梢が20~40cmに伸びて、展葉は5~6枚です。 そろそろ誘引する時期にきています。

 

 

ブドウ  冬芽

2015.2.5
上の写真はヤマブドウの冬芽。
冬芽は、卵形で、先が尖り、やや扁平で、長さ5~9mmあり、やや開出し、ほぼ2列互生する。 芽鱗は托葉起源で、2枚みえ、暗褐色ないし褐色をし、無毛で、外側のものは基部だけを包む。(落葉広葉樹図譜)
このヤマブドウの冬芽は2個ついています 。
.2023.3.4
この写真は我が家のブドウの品種;バッファローの冬芽。 ブドウの種類や品種によって冬芽の形態が違うようです。 ヤマブドウの冬芽は卵形ですが、栽培ブドウであるバッファローのものは、三角形に近い形をしています。 大粒の巨峰もまた少し違うのでしょうね。
写真の冬芽の右横に何か盛り上がったものが見えます。 冬芽の出来損ない?、それとも葉痕の一部でしょうか?  不明です。
それと、冬芽と不明なものの下側を取り囲むように三日月状で表面が凸凹している部分は、葉痕のようです。 葉痕(茎側から葉に水と養分を送る送る管)の中に維管束痕が いくつか見えます。
2024.3.4
ブドウの新梢は、剪定をしないで放置しておくと一夏で2m以上伸びるので、果房の実つきをよくするために新梢の葉が10枚ほど伸びた頃、6月上旬にその先端を摘みます。 その切り口が写真右上の赤丸で囲ったところです。
植物は頂芽優勢なので、写真でも分かる通り、昨年の夏伸びた枝の一番先端の芽が伸びて太い枝になっています。  新梢が伸びて、それについた芽が伸びて出来た新しい枝を副梢と言います。 副梢は、通常葉が込み合わないように新芽の段階で葉を2~3枚残して摘心します。 しかし、この写真のブドウ;バッファローは副梢を摘心しなかったので、そのまま伸びてしまいました。 写真をよく見ると、副梢の二つ目の芽に枯れた小さな果房ができています(赤い縦長円)。 札幌の今夏は異常に暑かったので、本来なら来春開花結実するものが、今夏に開花して小さな果房をつけてしまったようです。 この枝には数個の冬芽がありますが、おそらく、来春にこの枝から花は咲かない、実が生らないと思います。

ヤマブドウ ⇒  雌雄異株

.ヤマブドウ ⇒  紅葉 

 

ブドウ  剪定と着房数

2023.8.15
写真のブドウは今秋我が家で穫れたブドウ。 品種はバッファロー。 札幌(北海道)では通常この品種の収穫時期は9月上旬~中旬と言われていますが、ジベレリン処理をしているので熟期が早まるため、8月15日に収穫してみました。 甘いのですが酸っぱみが残っていて、やはり少し早かったようです。 しかし、8月下旬になると美味しく食べることができました。 スーパーに売っているような実がしっかり詰まった房ではなく、見た目はあまり良くありませんが・・・・。
2023.11.20
11月中旬にほとんどの葉が落ちたので、11月20日に剪定しました。
写真は剪定前のブドウのツルが伸び放題の状態のものです。 いまいち枝の込み具合は分かりずらいのですが、8月以降は副枝葉(新梢の脇芽が伸びてできる葉)が伸びて全体的に重なる葉が多くなっていました。 夏場にはこのブドウの見た目は葉が込み過ぎていました。

2023.11.20
写真は剪定後のツル(枝)の状態で、下の図はそれを模式化したものです。
2023.11.24
・黒線:ブドウ柵のフレーム
・茶色:剪定で残したツル(枝)
・赤色(星形):来年新梢が伸びる冬芽
・緑色:ブドウの葉(来春、新芽がでてツルが伸びた場合)
・紫色:ブドウの房(       同上       )
・11芽とか15芽という数字は、それぞれのツル(枝)についた芽の数

〇 着房数について(面積当たり(坪当たり)いくつブドウの房をつけるか?)
ブドウを育てて実を生らすには、剪定、芽かき、摘房、摘粒、袋掛け、施肥などの作業があります。 特に落葉後の剪定、5月下旬の芽かき、6月の開花前後摘房の作業は良い房をいくつ生らすかのために重要な作業です。
我家のリンゴの場合、現在7年目ですが、6月の中旬の摘果後、今夏は100個に袋掛けをしました。 リンゴは1個のつぼみに5~8個の花を咲かせます。 その中で果軸がしっかりしていて一番果実の大きなものを残し、残りは切り落とします。 その後何回か摘果を繰り返して数の調整をします。
それと同じようにブドウも摘房をするのですが、ブドウの場合、その年に新しく伸びるツル(新梢)につく房数は決まっていて、だいたい1本の新しいツルに3房つけます(上の模式図参照)。
模式図ではそれぞれの枝についている芽(新梢)の数を書いていますが、我家のブドウ:バッファローの剪定後のそれぞれのツル(枝)の芽数は11+15+7+11=全部で44芽です。 来春、それぞれの芽が伸びて花を咲かせると、全部で44×3=132の花が咲く、又は果房ができることになります。 これでは多すぎるので、まず、5月下旬の新芽が2~3枚になった頃に芽かきで新梢の数を制限します。
次に、1本の新梢に生らせることのできる房数はブドウの実の大きさでだいたい決まっており、大粒種の巨峰なら1本の新梢に1房、小粒種のデラウェアでは2房、バッファローのような中粒種では1本の新梢に1房又は2房のようです。 仮に1.5房つけるとすると、44芽×1.5房=66房つくることになります。
我家のブドウ柵でこの66房が適当かどうかです。 それで、面積当たり(坪当たり)いくつの房をつけるのが適当かを調べたら、巨峰やシャインマスカットなのど大粒種は10~11房と出ているのですが、中粒種は判りませんでした。
しかし、NHKみんなの園芸ではブドウの「一般的な品種は、棚3.3㎡当たり15~16房にします」と記載されています。 一般的な品種とはなんなのかはっきりしませんが、大粒種が10~11房、一般的品種が15~16房なので、我家のブドウ品種バッファローは中粒種であることから、この15~16房/坪を目安とすることにしました。
それでは我家のブドウ柵に何房のブドウをつければ適当なのかを計算してみます。

ブドウ柵の面積:縦1.6m × 幅3.1m = 4.96 ≒ 5.0㎡
坪に換算すると、 5.0㎡ ÷ 3.3㎡ = 1.51坪 ≒ 1.5坪
ぶどう柵の坪数は1.5坪ですが、実際にはツルが柵を50~70cm超えて伸びているので、
(1.6m+0.6m) × (3.1+1.2m) = 9.46㎡
坪に換算すると、 9.46㎡ ÷ 3.3㎡ = 2.9 ≒ 3坪
とします。
それでは、我家のブドウ柵に生らせことができる房数は、
3坪 × 15房/坪当たり =45房になります。
しかし、NHK趣味の園芸で言っている15~16房は関東以西を基準にしていて、気温の低い北海道には当てはまりません。 どれくらい房数を少なくするかは気温(積算温度)を調べるのが良いのですが、ここではとりあえず2割減とします。
45房 × 0.8 =36房
これが、来年生らせるブドウの房数(期待収穫房数)です。
しかし、この36房は収穫する房数なので、開花前後の摘房をする時点では、病虫害や生理的な花ぶるいで実つきが悪い房も出てくるので、2~3割多めに房を残しておきます。
なので、摘房時点では、我家のブドウ柵に生らせことができる房数を45房としておきます。

次に来春の5月中下旬に行う芽かき作業、いくつ芽を残すか?についてです。
ブドウはだいたい1本の新梢に3個花を咲かせる(3房なる)のですが、バッファローのような中粒種の場合、1本の新梢に1~2房つけるのが適当と言われています。 逆に言うと、1本の新梢につく3房を1~2房を摘房することになります。
我家のブドウの芽数は44芽なので、132房でできることになりますが、これを45房にすることになります。
これを計算すると、
44芽 ÷ 1.5芽/1本のツル = 30芽(来春にツルなる)を残すことになります。 それを上の模式図のそれぞれツル(枝)に割り当てると、
15芽のあるツル(枝)の場合、15/44 × 30 = 10芽を残すことになります。
同じように計算すると、11芽のツルは7芽と8芽、7芽のツルは5芽を残すことになります。
・15芽あるツル(枝) → 10芽(5つ芽かき)
・11芽あるツル(枝) → 7芽又は8芽(3~4つ芽かき)
・7芽あるツル(枝)  → 5芽(2芽芽かき)

以上をもとに、来春、芽かきをするのですが、ブドウのツルの伸び方(節間;葉と葉の間隔)は5~6月頃に伸びた部分の節間は狭く、気温が上がってくる7月以降に伸びたものはそれが広いのです。 また、1本の新梢から必ず3個の花(房)が咲くわけでもなく、また、1個の花(房)も咲かないことも考えられるので、その辺りは状況を見ながら芽かきをしようを思っています。