キクイモ(その2) 種芋植付け

キクイモを植え付けました。
3月26日にインターネットで購入した種芋を車庫に保管しておいたのですが、気温も上がってきたのでそろそろ植えようと思って保管しておいた袋を開けると、案の定、芽出ししていました
] 2023.4.11
2023.4.11
写真のキクイモ左右に白いポッチのようなものが見えます。 これが芽です。 その基部から細長い紐のようなものが数本出ていますが、それが根です。

2023.3.26
購入したキクイモを何もしないでそのまま植えると、1つのキクイモからたくさんの芽が出てくるのでハサミで分割しました。
1個のイモに丸いぼこぼこがいくつかありますが、おそらくそれらからそれぞれ芽が出てくると思うのです。
2023.4.11
写真はキクイモをハサミで割った断面です。 剪定ばさみで刃をイモに入れると、裂けるようにパリッと割れてしまいます。
植える面積が狭いので、出てくる芽の数を意識して切ったというより、植える面積に合わせて数合わせて切った感じです。
ジャガイモは種芋が大きい場合、1個を50g程度に分割し、1~2日切り口を乾燥させてから植付るのですが、今回のキクイモは切断後半日程しか乾燥させていないので、ほんのちょっと心配です。

2023.4.11
写真は植え付け前の配置間隔の確認です。イモとイモの間隔は30cmほどです。園芸用ショベルで10cm程の深さの穴を掘って植え付け、5cm程土を被せました。
ウェブページで調べると、キクイモは酸性を嫌うらしく、とりあえず、倉庫に残って苦土石灰をまいておきました。

キクイモ(菊芋学名Helianthus tuberosus)は、キク科ヒマワリ属の多年草。別名はアメリカイモ、ブタイモ、カライモ(唐芋)、サンチョーク、エルサレムアーティチョーク、トピナンブール[4][5]北アメリカ原産で、世界中に外来種として分布している。夏に黄色い花を咲かせ、地中にできる塊茎は食用になる。(ウィキペディア)


⇒  キクイモ 種芋

⇒  キクイモ

<追記>
Bing AI(Chat-GPTと同類のもの)で、「キクイモ」、「生態系被害防止外来種」で検索すると、以下の回答が出てきました。

キクイモは、1859年に日本に導入された外来種で、食用、アルコール原料、家畜飼料、観賞用として導入されました。しかし、在来種や畑作物との競合が問題となっており、河川敷や農耕地で雑草化しています。また、数種の虫や菌の寄主となっています1生態系被害防止外来種ストにも掲載されており、我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれがある外来種リストに含まれています2
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※生態系被害防止外来種;外来生物法の要注意外来生物が2015年に廃止され、生態系被害防止外来種に変更になった。

 

 

 

 

 

 

キクイモ(その1) 種芋

2023.3.28uimo
キクイモの種芋を1kg購入しました。 6個あるので、1個の重さは150~300gでしょうか。 土がついていて茶色っぽい色をしていますが、洗うとショウガの根とよく似ています。 価格は1,100円/1kg、送料が1000円で、2100円でした。
キクイモはジャガイモとおなじように料理の具材として使えますが、インターネットでポテトチップスのようにキクイモチップスとして、また粉末にして機能性食品として販売されています。
キクイモにはイヌリンという物質が多く含まれています。 このイヌリンはどんなものかというと※炭水化物の一種で、植物の貯蔵栄養素であるデンプンと異なりヒトの消化器では分解不能で、大腸の腸内細菌によって初めて分解されるため、栄養成分表示では糖質ではなく食物繊維として扱われる物質だそうです。

炭水化物(糖質)は以下のように分けられる
〇 糖質
・単糖類;ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)
・少糖類(二糖類)オリゴ糖ともいう
、          ;ショ糖(ブドウ糖と果糖が結合したもの)、麦芽糖(マルトース)
・多糖類;デンプン(澱粉)→ ブドウ糖が多数つながったもの
〇 食物繊維

イヌリンは、食後の血糖値の上昇をゆるやかにする作用があると言われています。この作用は、イヌリンが小腸での糖の吸収を抑制したり、イヌリンが腸内細菌であるビフィズス菌などのエサになり、それらの腸内細菌が腸を刺激してインスリンが生産され、血糖値の上昇が抑制されると考えられているそうです。 2023.3.26
以上のように、キクイモには糖尿病に効果があるというので、今春、植えてみようと思っています。収穫は10月末以降になると思いますが、以下のことを念頭に栽培してみようと思っています。
・どれぐらい収穫できるのか?  1kg植えて何キロ収穫できるのか?
・収穫後の保存性が良くない(短い) と言われているが、札幌でいつ頃まで食せるのか?(掘り上げないでそのままにしておけば、5月上旬ごろまではその都度食べるときに掘り上げればよいが、札幌は雪が多いのでどうしても冬季間は新聞紙などに包んで暗冷所に保管にして置くことになる)
・キクイモチップスの味は?

キクイモのブログ(2018年10月) ⇒ キクイモ

 

 

 

 

 

 

 

 

キクイモ

2017.9.25
我家の近所で見つけました。 花が咲くものは 草丈は3m前後になります。
この時期にこの草丈でキク科で黄色の花を咲かせる植物? と調べてみると
キクイモのようです。
別の日に、このご近所さんの前を通ると、60歳前後の主婦の方が庭先を掃除をしているので、
「これはキクイモですか?」と尋ねると、
「豊平川で採ってきました。 花がきれいだったので、名前はわかりません。」
と教えてくれました。
2018.9.25
キクイモはヒマワリと同じ仲間でヒマワリ属(Helianthus属:ヘリアンサス属)です。 ヒマワリは1年草ですが、宿根性のものをヘリアンサスと呼ぶことが多いそうです。
花の大きさは10cm弱くらいでしょうか。 2018.10.4
葉の特徴は、親指と人差し指で葉の両面を触るとざらつくことです。 特に、葉の表側は指先の腹が毛で引っかかる感じがします。 近接して見ると、太めの短い白い棘のような毛が生えています。 もう一つ、葉柄に翼がついています。
そして、面白いのは葉のつき方です。 対生であったり、互生であったり、3輪生であったりとばらばらなのです。 それぞれ株によって3輪生のあるものや、対生や互生であったりと規則性が全くないのです。 牧野新商物図鑑によれば、「葉は下部のものは対生、上部は互生」と記載。

ものは 2018.9.25
以前から気になっていたことがあって、それは、この時期に豊平川のサイクリングロードを走るとその脇に、草丈が1.0~1.5mに成長しているのにいつまでたっても花を咲かせないで、その後霜に当たってそのまま枯れる草本があったのです。
「そんな植物があるのか?」と不思議に思っていたのですが、上述のご近所さんのキクイモを見つけて、形状やざらつきなど葉の特徴が豊平川に生えているいる花の咲かない植物と同じなので、それがキクイモであることが判ったのです。
さらに付け加えると、「新北海道の花」に以下のような記述があります。
イヌキクイモ:葉は細目で、灰色を帯びる、舌状花(黄色の花弁)の先は裂けず、塊茎は小さい、花期は早いとされるが、判別し難い個体や花をつけない一群もあり、ほとんどキクイモの範疇かもしれない
とあり、サイクリングロードの花の咲かないキクイモや上掲の写真も含めて、これらはイヌキクイモの可能性もあります。

<余談>
キクイモは「天然のインスリン」と呼ばれていて、糖尿病に効果があるようです。 以下はウィキペディア:キクイモからの抜粋です。

主成分は多糖類イヌリンを含む食物繊維であり、生の菊芋には13-20%のイヌリンが含まれる。通常の芋類と異なり、デンプンはほとんど含まれない。

イヌリンはデンプンと同じ糖類なのですが、その構造が違うため体内に吸収されない?されにくいようです。
「キクイモ」、「糖尿病」で検索すると、それに関する書物や農産品が数多く出ています。
⇒ キクイモはなぜ天然のインスリンと呼ばれるのか?(菊芋普及会)