エレムルス  開花

 2022.6.26
百合が原公園宿根草花壇
(場所;百合が原公園の第一駐車場からリリートレイン駅舎に向かう途中の白い広場右側)

あまり見かけない花、というより、百合が原公園で初めて見ました。円山動物園のアフリカゾーン カバ・ライオン館横に植えられている?いた?ようですが、札幌市内では見かけない植物です。
それもそのはずで、この植物はイランやアフガニスタンなど乾燥地帯というかほとんど砂漠のようなところに自生している中央アジア原産の植物です。 日本には大正時代に入ってきたようですが、関東以西では高温多雨のために生育は難しく普及には至らなかったのですが、近年、北海道などで栽培されるようになったようです。
2022.6
花穂が長くてボリューム感のある花と言えば、デルフィニウムやクガイソウが頭に浮かぶのですが、このエレムルスのものはその比ではなく、1m前後になります。 草丈は私の身長(170cm)以上あり、2m前後、花穂の長さも1m前後になります。1本の花穂には数百?、もしかして千以上の小花がついていて、下の方から順次上に向かって咲いていきます。花穂の基部からてっぺんまで同時に咲いていることはなく、写真にあるように、ある一定の高さで開花して上に上がっていくよう
です。
2019.6.19
エレムルスの花穂の大きさに比べて葉のボリュームは比較的小さく、アガパンサスと同じように地際から細葉をこんもりと叢生させます。 この葉のボリュームで1mにもなる花穂を伸ばし無数の花を咲かせるのには相当のエネルギーを必要とするので、毎年花を咲かせることが出来るのか?と心配になりますが、百合が原公園管理事務所に問い合わせると、毎年花を咲かせるとのこと。

エレムルスはユリ科の球根植物なのですが、その球根の形状が真ん中の球根?からタコの足のように根茎が拡がっているというか、クモの長い足を広げたような形状をしていて、球根とは思われない、一度見れば忘れられない形状をしています。

エレムルスの球根   ⇒ https://www.liner.jp/news/2020092927300/?view_flg=pc

 

 

 

 

球根価格 1球 1000円前後 品種によるが