マグノリア  百合が原公園

百合が原公園の幅広い園路沿い(公園西側の東16丁目屯田通側)にマグノリアの大きな花が満開を迎えています。
2024.5.2
写真右側に大きなマグノリア、中央と左側に小さなマグノリアがそれそれ1本づつ白い花を咲かせています。
2024.5.2
樹高は5mくらいでしょうか?  樹の傍に女性が立っています。

2024.5.2
花の大きさは10cm強。 このマグノリアの花色はシモクレンより赤味が強く、花弁
が細長く見える。
2024.5.2
2024.5.2

<マグノリアについて>
4月下旬~5月上旬のゴールデンウィークにかけて身近ある山々にキタコブシが白い花を、公園や個人の庭ではモクレンやハクモクレンが大きな花を咲かせます。これらの花木はモクレン科モクレン属の仲間です。 モクレン属は学名で書くとMagnolia属(マグノリア属)になります。 モクレンの学名は、Magnoia.liliflora(マグノリア  リリフローラ)です。 なので、キタコブシもハクモクレンも学名の最初の単語はMagnolia.がつきます。
それでは、マグノリア属ではなく表題の「マグノリア」は、マグノリア属とどのよう
に違い、どのような意味合いを持っているのでしょうか?

モクレン属(Magnolia属;マグノリア属)は、ヒマラヤ、東南アジアなどの東アジアと南北アメリカに分布し、アジア大陸に多く、同属は約90の種があります。 その多くは熱帯・亜熱帯産で、広く栽培されているものはコブシやモクレンなど温帯性の高木です。(園芸植物大辞典より抜粋要約)
一方、マグノリアは上述のモクレン属(Nagnoria属)の中で、日本原産のコブシやタムシバ、シデコブシ、オオヤマレンゲ、中国産のモクレンやハクモクレン、ヒマラヤ地域のキャンベリー、北米のキモクレンなどを交配させて生まれた園芸品種を「マグノリア」と総称しています。(NHKみんなの趣味の園芸)

百合が原公園には園芸品種(コブシやモクレンなどを交配して作られた品種)が23~24品種あるそうです。

2017.4.29
キタコブシ;中央の白い樹木、樹高は15m前後? 知事公館2015.4.27
サラサモクレン;ピンクの樹木 大通西10丁目

2014.4.6.21
オオヤマレンゲ:花の大きさは7~8cm。 低木で、樹高は3~4m。 雄しべの赤色が目を引く。 花に近づくと甘い良い香りがする。 北大植物園の東側のフェンス沿いにこの樹木があるので、フェンス越しに見ることができる。