ネグンドカエデ

 これはなんと思いますか?
1-039 ネグンドカエデ(akaji)2013.5.18
ネグンドカエデの雄花です。5月中旬に大通公園では、この雄花が樹冠全体を褐色を帯びた黄緑色に染めていました。
1-016(赤字)
ネグンドカエデの花(雄花)は下から見上げるとこのように見えます。 赤味を帯びた褐色の葯が幾筋も垂れ下がっているのが分かります。(雌株も植えられていると思うのですが、雌花が目立たなくて気付きません)
1-022 ネグンドカエデ2013.5.13
ネグンドカエデは街路樹としても植えられています。
1-112 ネグンドカエデ 北2条2012.6.24
北3条通(北大植物園から西側)に植栽さえているネグンドカエデ です。大きさは8~10mくらいでしょうか。樹姿はたまご型をしています。樹形を保つために1年に剪定を1~2回行われているようです。良く管理されていて、街路樹の統一美が出ています。なかなかの街路樹並木と思います。
ちなみに、札幌市には街路樹として約3000本ほど植えられています。中央区、東区、北区など街の中心部に比較的多く残っています。「残っている」と書いたのは、現在ではほとんど植えられていないからです。昭和40~50年代に起こった公害問題(車の排気ガスや工場から出る煙が原因の大気汚染)が発端となり、都市に「みどり」を増やすことで大気汚染を軽減し、かつ、住民に潤いと安らぎを与えるという目的で街中に樹木が植えられました。街路樹や公園樹として成長の早い(直ぐに街中を緑にできる)、剪定などに耐えられる、そして自動車などの排気ガスに強い樹種が選ばれました。代表的なものとして、ニセアカシアとプラタナスがあります。その中にネグンドカエデも入っていました。ところが、年月が経つにつれ、それらの利点が、近隣住民からの苦情となったり、街路樹では管理費が嵩むということで植えられなくなっていったのです。
1-125 ネグンドカエデ2011.8.20
これは北大で見つけたネグンドカエデです。写真では分かりづらいのですが、樹高は20m、幹径も1mはありそうです。相当大きな樹です。この樹で樹齢はどのくらいなのでしょうか?思ったよりも若いと思います。50年?もうすこし?でも100年はとてもいっていないと思うのです。
余計なことですが、ネグンドカエデは品のいい樹形とはお世辞にも言えないですね。
斑入りのネグンドカエデ1-027 ネグンドカエデ 斑入り2012.8.11
成長が早く枝が暴れるネグンドカエデを個人の庭で見ました。きちんと剪定されています。ネグンドカエデといっても斑入りのネグンドカエデです。斑入りのネグンドカエデに“フラミンゴ”という品種があります。個人の庭で小さめのをたまに見かけますが、写真の樹も、その“フラミンゴ”なのでしょうかね?
1-025 ネグンドカエデ 斑入り2012.6.15
これは、豊平公園緑のセンターに植えられているネグンドカエデ “フラミンゴ”です。
Data
・科名 カエデ科
・属名 カエデ属
・学名 Acer negundo
・花期 4月下旬~5月条中旬
・分布 北アメリカ

にほんブログ村 写真ブログ 植物・花写真へ
にほんブログ村