イワガラミ 訂正

7月18日のブログ:イワガラミで、「イワガラミは樹木に絡みついて這い上るのですが、ツルアジサイは気根を出して樹木や壁などにへばりつきます」
と記しましたが、
2018.7.24
イワガラミもツルアジサイと同じように、気根を出して壁などにへばりつくようです。
写真は、百合が原公園のサイロの壁面に気根を出してへばりついているイワガラミ。 サイロの壁面の石材は石山軟石のようです。

 

イワガラミ

自転車で平岸通を走っていると、道路反対側の擁壁の天端に、白いものが咲いているでの、何だろうと思い、近づいてみるとイワガラミの花でした。
2018.7.18
場所は、地下鉄南北線と並行して走る平岸通を南方面(定山渓)に向かって行き、地下鉄真駒内駅を通り越して500mほど行ったところです。
花は最盛期を過ぎたのか、本来の美しさに欠けるものですが、普通、ツルアジサイやイワガラミなどツタ類は樹木を這い上る、縦に長い樹姿を見る、イメージするのですが、今回は横にずるずると這い伸びている姿です。 それが珍しく撮ってみました。
2013.7.14
写真は、百合が原公園のサイロに絡みつくイワガラミです。

 ⇒ イワガラミイワガラミ(その2)

<余談> イワガラミとツルアジサイの違い
両者は、同じユキノシタ科(アジサイ科)のつる性で白い花を咲かせる似た者同士ですが、はっきりとした違いが二つあります
一つは、イワガラミは樹木に絡みついて這い上るのですが、ツルアジサイは気根を出して樹木や壁などにへばりつきます。
もう一つは、イワガラミの花のように見えるがく片(装飾花)は1枚なのに対して、ツルアジサイは3~4枚です。

イワガラミ(その2)

6月中旬?~8月にかけて車で郊外の道路を走ると、ときたま樹上に白い花が咲いているのを見かけます。ツルアジサかイワガラミイのどちらかです。ツルアジサイとイワガラミは属は違いますが同じ科で、花の咲き方(白い花弁に見えるものは花弁ではなく、がく弁で装飾花という)は、ツルアジサイは装飾花が3~4枚に対し、イワガラミは1枚で、その違いは一目でわかります。しかし、車で遠くから見るとわからないこともあります。
1-001 イワガラミ 精進川沿2012.8.4
これは、8月上旬、精進川沿いで見かけたイワガラミです。
1-005 イワガラミ2012.7.21
ツルアジサイとは違い、ガク弁(装飾花)は1枚です。
1-074 ツルアジサイ2012.7.15
これは、北海道農業研究センター(羊ヶ丘にある旧農業試験場)内にある30mに達するようなカラマツに絡み付きながら這い登っている、イワガラミかツルアジサイ、または他のツル性植物です。この研究センターにはカラマツ
林が園路沿いに続くのですが、このように多くのカラマツにツル性植物が絡み付いています。
①冬芽
1-004 イワガラミ(赤字)2012.12.22
・冬芽 芽鱗に毛が生えているのがわかります。この冬芽は側芽がたくさん付いていますが、側芽のない頂芽がだけの冬芽もあります。
・葉痕 葉痕は三角形らしき形をしています。葉痕の中にゴマのような粒が見えますが、これは維管束痕なのでしょうか?写真では2個写っていますが、右奥にもう1個あるのでしょうね。
1-005 イワガラミ2012.12.22
ハルニレ?にへばりついているイワガラミです。
1-001 イワガラミ2012.12.22
枯れ花(花殻、種子、がく弁<装飾花>)。イワガラミの葉の付き方は、対生です。
②名前の由来
幹や枝から気根を出して高木や岩崖などに付着し 絡みながら這い登ることから来ています。
牧野新日本植物図鑑 気根で岩にからみつくところからつけられたもの
1-031 イワガラミ2011.7.15
樹にへばりついているイワガラミ、そこから細い気根らしきものが出ています。ツルアジサイの幹からたくさんの気根を出しているファイルはあるのですが、イワガラミはこの写真しかないのです。岩に張り付くと言われているのですから、ツルアジサイと気根の出方がすこし違うのかも知れません。再度、確認が必要です。
③Data
科名 ユキノシタ科
属名 イワガラミ属 ツルアジサイはユキノシタ科アジサイ属
学名 Schizophragma hydrangeoides 小種名のhydrangeoides はアジサイ属に似た という意味 属名 Schzohragmaは、schizo(切れる、裂ける)+ phragma隔壁、壁)で、果実が熟すると壁の肋と肋との間で割れて、裂ける という意味。

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イワガラミ

004 イワガラミ2012.7.21
時期としては少し遅れ気味ですが、イワガラミの花が咲いています。国道230線から藤野焼山線を3km程入った道路沿いにあります。
005 イワガラミ2012.7.21
イワガラミの装飾花は、がく弁が1個です。同じように樹木に絡みついて花を咲かせるツルアジサイは4個ですので、区別はすぐ付きます。
031 イワガラミ2012.7.21
イワガラミは、つる性の落葉木本です。ツルアジサイと同じように幹や枝から気根をだして他の樹にしがみついて這い登ります。この写真はそれを撮ろうとしたですが、うまく写っていません。写真中央に、イワガラミの幹からちょろっとひげ根のようなものが見えます。それが気根とおもうのですが・・・・。
034 イワガラミ2012.7.15
平岡樹芸センターへ行く途中に偶然見つけました。場所は清田区で、イオンモール平岡店横の自然林です。写真が少しピンボケなのは、この自然林の所有者がイオンで、周囲にフェンスがまわされているために、近づいて撮ることが出来なかったのです。
001 イワガラミ ユキノシタ科2011.7.25
これは、澄川の個人の庭に植えられているものです。樹に絡ませないで地植えにしたものが、ブロック塀を越えて咲いています。イワガラミは、イオンのイワガラミもそうですが、陽があたるところでは、豪華というか、たくさんの花をつけるようです。

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