シャスターデージー(その2)  

シャスターデージー 2016.7.18
当ブログで、6月22日にフランスギクを採り上げた頃は道端や空地などいたるところでフランスギクを見かけたのですが、7月も中旬になるとその姿はほとんど消えてしまいました。
一方、フランスギクとシャスターデージーの違いが気になっていたこともあって(目に止まるキク咲きの白い花が無意識に気になる)、7月上旬頃から個人に庭にシャスターデージーと思われる白い花をたびたび見かけるようになりました。

シャスターデージー 2016.7.18
シャスターデージー 八重咲丁字咲き大輪品種 “ 銀河 ”
シャスターデージー 2016.7.18

6月22日にフランスギク
ttp://kimagurenikki.sunnyday.jp/category/kusabana/%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%82%ae%e3%82%af/

当ブログで7月4日にシャスターデージー
http://kimagurenikki.sunnyday.jp/category/kusabana/%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%87%e3%83%bc%e3%82%b8%e3%83%bc/

この2種を採り上げて、その違いを書いたのですが、いまいち明確なものは分かりませんでした。 しかし、6月上旬から7月下旬まで2ヶ月近く、自宅近辺の道端や個人の庭でこれらの花を見てきて、 大まかですが、その違いが分かったような気がします。
・フランスギクは、6月中旬~7月上旬に道端や空地で開花
・シャスターデージーは、7月上旬以降に個人の庭で開花

ブログでわざわざ書くほどのこともないのですが、とりあえず、自分の頭の中での整理の意味合いで書き留めておきます。

 

 

 

 

シャスターデージー?

住宅街を自転車で走っていて見つけました。 個人の庭(畑)にきちんと植えられている “ シャスターデージー ” を。
ちょうど、そこの持ち主、初老のご夫人が草むしりをしていたので、
「この花は何ですか」と尋ねると、
「デージー」とだけで、「シャスターデージー」とは答えてくれませんでした。
その花の名前は特定できませんでしたが、普段道端で見かけるフランスギクと違って、花にボリューム感があります。 おそらく、シャスターデージーではないか と思うのですが・・・・・。二つを比較するために、1本、シャスターデージーを頂いてきました。

Exif_JPEG_PICTURE 2016.6.29
フランスギクに比べると草姿がコンパクトにまとまっています。

シャスターデージー 2016.6.29
左:シャスターデージー、草丈約60cm、 右:フランスギク、草丈約90cm
触ってみると、シャスターデージーの方が茎は太くしっかりしていて、葉も分厚い感じ。
シャスターデージー 2016.6.29
上段がフランスギク、下段がシャスターデージー。
花は明らかにシャスターデージーのほうが大きい。 花弁1枚1枚が大きい。
葉は、写真右側が地際に近いもので、左側が上部の花に近いもの。
葉での違いは、下段のシャスターデージーの地際の葉はヘラに似た形状をしていますが、上段フランスギクは中裂しています。

フランスギク : ヨーロッパ原産の多年草、広く花園に栽培される。 地下あるいは地に接して多く分岐して束生し、全体が無毛、根生葉は越冬し、濃緑色、へら形、長さ6~9cm、やや長柄あり、へりに大型の粗きょ歯があり、表面は光沢が強い。
(牧野新植物図鑑)

栽培されるフランスギクの花も道端に咲いているフランスギクより、シャスターデージーのようにしっかりした株になる可能性が高いので、今回見つけた花がシャスターデージーとははっきりと言えないですが、自分としては、とりあえず、これをシャスターデージーにしておきます。