モクゲンジ  冬芽


2012.3.10                               2011.3.10                                2014.11.30

左の写真は、果樹栽培でよく使われる 用語で“ 短果枝 ” と言われる枝についた花芽です。この枝には毎年花芽が出来て花を咲かせます。 中央は、その年の夏に勢いよく長く伸びた枝についた芽(葉芽)です(写真の撮影が3月なので、正確に表現すると、前年に伸びた枝に前年につけた葉芽 ということになります)。 同じ枝につく芽でも花芽と葉芽では形状や大きさは随分と違うものです。

冬芽は円錐形。 芽鱗のふちには毛がある。 葉痕はハート形(樹に咲く花)

モクゲンジ → 真夏に黄色い花を咲かせる樹

 

 

モクゲンジ(その3):真夏に黄色く輝く

豊平公園のモクゲンジが今年も鮮やかに咲いています。今年の花はなぜか黄色味が少し強いような気がします。天候?カメラ?気のせい?
RIMG0017(赤字)2013.8.5
この時期に、樹冠全体を黄色に染めている樹を見ると、一瞬はっとします。
024(赤字)2013.8.5
<余談>
010 モクゲンジ(赤字)2012.9.29
モクゲンジの種子は9月下旬に黒く熟します。ホオズキ(袋状をした三角錐状卵形)のような形状をした袋が中で3つ別れていて、その中の1~2室に1~2個の硬くて黒い種子をつけます。大きさは1cmはなくて、7mm前後。指でつまむとその硬さがわかります。この種子で数珠をつくるそうです。

にほんブログ村 写真ブログ 植物・花写真へ
にほんブログ村

モクゲンジ(その2)

8月7日にモクゲンジの花を紹介してから1ヶ月弱が過ぎています。
1-026 モクゲンジ2012.9.1
花の時期はすでに終わり、白っぽく見えるのは種子の入っているふくろ(果実)です。
1-027 モクゲンジ2012.9.1
少し接近して撮っています。
1-028 モクゲンジ2012.9.1
ほおずき(鬼灯)のような袋をつくります。
1-030 モクゲンジ2012.9.1
袋は3つ分かれていて、
1-029 モクゲンジ2012.9.1
その中に直径7mmほどの種子が1~2個入っています。
この樹は、豊平公園に植えられています。

にほんブログ村 写真ブログ 植物・花写真へ
にほんブログ村

真夏に黄色い花を咲かせる樹:モクゲンジ

026 モクゲンジ 豊平公園2012.7.29
この樹、この花を見たのは、3~4年前?のお盆頃です。初めて見ました。場所は豊平公園です。
黄色い花を咲かせる花木は、バラ、ボタン、レンギョウ、ヤマブキなどがあります。いずれもそれほど大きくならないものばかりです。大きくなる木で、しかも、真夏に黄色い花を咲かせる樹は珍しく、その意味で、私にとって印象の強い樹です。
155 、モクゲンジ2011.8.7
近づいて、この花を見たとき、洋ランのオンシジュウムを思い浮かべました。黄色の花弁基部にポチッとつく朱赤色と1個々の花も含めた全体の雰囲気が何となくオンシジュウムを思い起こさせるのです。
156 モクゲンジ-0012011.8.7
モクゲンジは、本州の日本海側の海岸近く崖地や林地に野生しているが、本来の野生か、栽培したものが野生化したのか明らかでない。寺院の庭などに植えられている。朝鮮半島や中国大陸には本来の野生があり、・・・・。(世界の植物より)
ということで、東アジアに分布する、ムクロジ科の落葉高木です。ムクロジ科の植物は熱帯に多く、北国の札幌に住んでいる人にとっては無縁の存在ですが、レイシ、果実のレイシ、楊貴妃が好んで食べたといわれているレイシが、このムクロジ科に属します。
写真で見るモクゲンジは10mはありそうな高木になるようで、この樹冠全体に黄色い花が咲いたら、それは見事な眺めになると思います。豊平公園のモクゲンジは、現在高さ4~5mですので、10年?先が楽しみです。
035 モクゲンジ2012.517
5月中旬に出葉します。葉色は赤褐色です。アカナラの出葉を思い出します。
047 モクゲンジ2011.6.4
出葉から3週間ほど経っています。枯枝のように見えるものは、昨年咲いた花軸だと思います。
048 モクゲンジ2011.6.4
葉は、大型の奇数羽状(ニセアカシア)またはときに2回羽状に分かれる複葉(タラノキ)となる。小葉は卵形で粗く大きな切れ込みがあって・・・・(世界の植物より)
このモクゲンジの葉は独特で、これに似たような形状の葉は思い浮かびません。

にほんブログ村 写真ブログ 植物・花写真へ
にほんブログ村