ビワ  開花

2021.11.6
先日、東京に立ち寄ったついでに新宿御苑に行って、そこで撮ったビワの樹。樹高は4m強?、ウェキペディアでは5~10m、NHK趣味の園芸では2~5mと書かれているので、写真のビワは成木に近いと言っていいのではないでしょうか
2021.11.16
写真の中央にビワの花が咲いています。 その左右全面に奥の濃緑の葉と違う薄緑色の葉が見えます。最近芽出しした若葉のようにも見えます。 調べてみると、多くのwebページに、ビワは春・夏・秋と3回し伸長すると書かれています。ので、写真の若葉も秋に芽出しした葉なのでしょうか。
2021.11.16
ビワは11月~翌年の1月にかけて温度の低い時期にゆっくりと開花していくようです。 花は良い香りがするそうですが、残念ながら、今回はその香りを嗅ぐことはできませんでした。
ビワの花は一見するとあまり目立たず寂しい印象ですが、暖かそうな綿毛に包まれた小さな花には風情があります。12月頃から枝の先に白色五弁の小花をたくさん付け、花の色が白から黄みを帯びてくるにしたがって、香りが徐々に強くなってきます。

<余談>
地球の北半球に育つ樹木のほとんど?は春から夏にかけて花を咲かせ、その年の秋にに実を生らせます。 わざわざ寒くなる冬に向かって花を咲かせ、その翌年に実を生らせる樹木は、珍しい部類に入ると思うのです。 日本では、サザンカ、チャの部類でしょうか。 しかし、東京よりもっともっと寒い札幌でも、ビワと同じ生活史を持つ樹木があるのです。
2011.11.4
それはアメリカマンサクです。 日本に自生するマンサクは札幌では4月に花を咲かせるのですが、webページで検索すると、本州ではアメリカマンサクはマンサクと同じ時期の2〜3月に咲くらしいのです。 しかし、札幌では原生地の北アメリカと同じ秋です。

⇒ アメリカマンサク:2年越しの結実