樹まぐれ日記

四季折々に変化する樹木など植物を観察して樹まぐれに日記を書いています。

ダチュラ(ダツラ)チョウセンアサガオ


2020.9.7
名前はキダチチョウセンアサガオ(エンゼルストランペット)
8月のお盆を過ぎた頃?からこの時期にかけて、地植えにしたものや鉢植えで個人の庭で時折見かけます。 自生地が熱帯アメリカでなので札幌では越冬しません。 写真の鉢花は凍らない程度の暖かさのある場所で越冬させたものなのでしょう。 本州の暖かいところ(関東以西?)では5月から11月まで花が咲くようです。

3~10mほどになる低木または小高木。 葉は互生する単葉で、大きく、縁が波状または全縁となる。 花は葉腋に単生し、長さは10cm~50cmほどになる先端が大きく開いたラッパ状~筒状で下向きに咲く。花冠は浅く5裂し、先端は角状にとがって反転する。花筒の首部は細くくびれる。 花は夜に香るものが多く、花色は白やオレンジ、黄色、ピンク、八重咲きのものもある。
(webページ エバーグリーンより抜粋)

中南米の原産で高さ2~3mの小低木になり、垂れ下がって咲く。 明治時代に渡来し、大きく香りもある花なので温室でつくられている。(世界の植物)

 
2020.9.9 朝7時に撮影          2020.9.8 夕方4時に撮影
アメリカチョウゼンアサガオ
この種は木本ではなく草本。  花は、朝開いて夕方に萎む 1日花のように見えます。 その日咲いた花は夕方になると花首(花柄)が下に曲がり大きな花は垂れ下がります。
札幌で花壇花として使われるペチュニアやマリーゴードと同じように、春先、ポットにタネをまいて育苗し、5月下旬?頃地植えにしたもの、又は直播?。
2020.9.9 朝7時に撮影
アメリカのカリフォルニア、テキサス、メキシコ北部に原生の多年草で、高さは
1m、茎や葉はナスに似ていて粉白色の軟毛がある。 夏の夕方?、径15cmの白いラッパ状の花を上向きに開いて美しく、芳香を漂わせる。(園芸大百科事典) 2020.9.9
果実はクルミ果実ぐらいの大きさで、トゲが粗く生えており、中に多数の黒色の球形の種子ができる。

<キダチチョウセンアサガオ(Brugmansia属)とアメリカチョウセンアサガオ(Datura属)について>
以前は、キダチチョウセンアサガオ属がチョウセンアサガオ属(Datura、ダチュラ)から独立していなかったため、その名残りから両属はよく混同されることが多く、ダチュラと言えばキダチチョウセンアサガオを指す人は多い。 しかし、現在は別属として扱われてる。

〇キダチチョウセンアサガオ(Brugmansia.suaveolens)
:キダチチョウセンアサガオ属(ナス科 Brugmansia属;ブルグマンシア属)

〇アメリカチョウセンアサガオ(Datura.meteloides)
:チョウセンアサガオ属(ナス科 Datura属;ダチュラ属)