ガガイモ

 2017.8.11
豊平川の河川敷に生えていたガガイモ。 草に絡まり覆い被さっています。 2014.9.2
ガガイモは、他のものに絡まって伸びるつる性植物で、写真は歩道のフェンスを這い上るガガイモ。 どういう訳か横に這うのではなく、縦の支柱に絡まっている。 修景的に面白いので撮ってみました。
  2017.7.22
花は7月から咲くようですが、気づくのはいつも7月下旬か8月に入ってから。 各葉腋(葉の付け根)から少し長めの花軸を伸ばし、その先に房状に10~20個?の花をつける。 花弁は分厚目で、内側に細かい毛が密生。 2017.7.22
葉は対生で、小さいもので5cm、大きいもので10cmになる。 葉や茎を切ると
白い乳液が出る。
  2017.11.29
果実は10cm弱の紡錘形で、色は淡褐色、表面はぶつぶつ、でこぼこのいぼ状。
写真右は、果実の中に入っている種子。 種子に絹糸をさらにさらに細くした透明に近い白い毛をつける。

果実からこの毛のついた種子を取り出すとふわっと膨らんで、その手触りが何とも言いようのない滑らかさで、これは、高級羽毛布団の中実に使えるのではないか?と思ったほどです。 調べてみると、この毛をパンヤと云って、昔は綿の代用として、針刺しにいれたり、印肉にしたり、止血に用いたりしたそうです。

 

 

コタン生物記