タマネギ(その3) 

2022.6.16
今春5月22日に写真を撮ったときには、畑は掘り起こされ、タマネギ苗を再度植え付けする?ために、畑はきれいに整地されていました。
それから、約1ヵ月弱、再度その現場に行ってみると、タマネギ苗が整然と植え付けられていました。
4月22日の植付け ⇒ タマネギ 植付 
2022.6.12
近づいて見ると、苗の大きさには少しバラツキがありますが、大きいもので草丈が15~20cmで葉数が5~6枚、小さいもので草丈10~15cmで葉数が3~4枚です。 4月22日に見たとき(植付け時)の苗の大きさは、草丈10cm前後、葉数は3~4枚でした。 その時期から比べるとぐんと大きくなっています。 東区の丘珠などタマネギが多く植えられている畑を見ていないので何とも言えないのですが、通常の5月上旬に植え付けられた苗に比べると小さいのでしょうね。

それにしても、ここの農家さん、タマネギ苗があって良かったですね。
推測するに、苗は元々2回植える分だけ準備してあったのでしょう。 それで、4月下旬、通常の苗を植え付けるより10日程も早く植え付けたのです。 もし、それが失敗しても、2回目をすぐに植える計画だったのではないでしょうか。

それでは、なぜ、そんなことをしたのでしょうか?
今年に入ってからタマネギが異常なほど高値を続けています。 その理由はいくつかあるようで、一番大きな原因は、全国の生産量の60%以上を占める北海道で、昨夏の異常乾燥(少雨)が超不作をもたらしたこと、それ以外にも、静岡、淡路島、佐賀など本州での産地でも不作だったことや、海外からの輸入タマネギでは、上海のロックダウンで輸入が滞ったことも高値が続く要因のようです。

このタマネギの高値が続いたことがここの農家さんに作用した?影響を与えた?のではないでしょうか? 他の人より早く植えて早く収穫すれば、高値で売れるという思惑が働いたのでしょう? それでも、通常のタマネギの植え付け時期より10日程早く植えるのは危険が伴うので、もし失敗したときのために、苗を通常の倍用意しておいたのでしょう。

これが2回植えの真相のように思うのです。 ただの推測ですが・・・・。