トドマツ サッポロファクトリー

一昨日(11月17日)まではこの時期としては暖かかったのですが、昨日辺りから、本来の寒さが戻ってきました。 明日の天気に雪マークがついてます。 札幌の街が雪でスッポリと覆われる日も近いようです。
繁華街を歩くと “ ジングルベル ” や “ サンタが街にやってくる ” のメロディが流れる季節、クリスマスシーズンの到来です。

サッポロファクトリー  2015.11.12 サッポロファクトリー
サッポロファクトリー 2015.11.12
約35,000球の電飾に彩られるジャンボクリスマスツリー。 北海道広尾町の「広尾サンタランド」から贈られた高さ約15mのトドマツ。(サッポロファクトリーHPより)
子供たちが大きなクリスマスツリーの周りをキャッキャッと楽しそうに走り回っています。

<余談>
クリスマスツリー用の樹として使われるのは、モミというイメージがあるのですが、実際は、エゾマツ(アカエゾマツ)、トドマツ、ドイツトウヒ(ヨーロッパトウヒ)なども多いようです。 サッポロファクトリーはトドマツが使われています。

トドマツ アカエゾマツ 2015.11.16
写真左がアカエゾマツ、右がトドマツです。 二つの違い分かりますか? 葉の形状やそのつき方など、見た目の違いは分かるのですが、言葉で表現するとなるとなかなか難しいです。 一番はっきりした違いは、

トドマツ アカエゾマツ 2015.11.16
写真左:トドマツ、右:アカエゾマツ
トドマツの葉先は二つに割れて丸いのですが、アカエゾマツの葉先は尖っています。

トドマツはモミ属(Abies属)で、この仲間にはモミやシラビソなどがありますが、こちら(札幌)で普段見かけるのはトドマツです。 アカエゾマツは、トウヒ属(Picea属)で、その仲間には、トウヒ、エゾマツ(クロエゾマツ)、ハリモミ、ドイツトウヒ(ヨーロッパトウヒ)、プンゲンストウヒなどがありますが、公園などで見かけるのは、アカエゾマツ、ドイツトウヒ、プンゲンストウヒです。
トウヒ属の葉は先が尖っていて触ると痛いので(ドイツトウヒはそれほど硬くない)、トドマツと直ぐ区別がつきます。