ツワブキ

所用で郷里に帰ってきたのですが、その帰りに東京に立ち寄って新宿御苑に行っていました。 ちょうどツワブキが見頃を迎えていました。 2021.11.16
園内の一角に群植してあるツワブキ。
2021.11.16
建仁寺垣をバックに樹木の根締めに植えられている。

ツワブキは海沿いの草原や崖、林の縁に見られる常緑の多年草です。葉は革質でつやがあり、円くて直径20~30cmあります。新芽は茶色の綿毛に包まれていますが、成長につれて取れていきます。地下には短いワサビ状の根茎が連なり、大きな株になります。花は株の中心から出て、先端に10~30輪ほどのキクに似た、花径3cm前後の黄色い花を咲かせます。(NHK趣味の園芸) 2021.11.16
ツワブキの花 キク科ツワブキ属(Farfugium.japonicum)

ツワブキは葉に光沢がありフキの葉に似ていることから艶葉蕗(つやはふき)から転じたとも言われています。自生地は本州中部地方以南なので、札幌では残念ながら露地では越冬しません。 50~60cm程の長い茎の先に大きな葉つける植物で、フキの葉の形状に似ています。
ツワブキとフキは分類上の属は異なりますが同じキク科です。 同じキク科でこのツワブキの葉や花の形状が似ていて、札幌でも越冬する植物があります。
 2016.7.12
オタカラコウ キク科メタカラコウ属(Liguraria.fischeri) 北大植物園
山地や亜高山の流れ沿いや湿地でみられ、しばしば群生する高さ1~2mの多年草。茎や葉柄はしばしば紫色を帯び、茎の上部と花序に黄褐色の軟毛がはえることがある。葉には根出葉と3枚の茎葉があり、長さ32cm、幅40cmにもなる腎円形で、縁には鈍い鋸歯がある。根出葉には長い葉柄があり、葉柄の基部は鞘状になる。花茎の先に黄色い頭花が20個以上、総状につき、頭花は径4cmほどで、舌状花が5~9個ほど。(webページ;エバーグリーン) 2021.8.15
マルバダケブキ キク科メタカラコウ属(Liguraria.dentata)百合が原公園
山地の草原や林内の草地でみられる高さ0.4~1.2mの多年草。短い地下茎があり、茎は太く、直立して、無毛。葉には根出葉と茎葉があり、根出葉は長さ30cm、幅40cmにもなる腎円形で、縁には鋸歯があり、長い葉柄がる。
花茎の先に径8㎝ほどの黄色い頭花が散房状につき、舌状花は10個ほど。(webページ;エバーグリーン)

オタカラコウとマルバダケブキは同じメタカラコウ属で、ツワブキの開花は秋ですが、両種はどちらも夏の暑い時期に開花します。