チオノドグサ 

札幌の中心部で所用をすませた後、大通公園近辺をぶらついてきました。 5丁目?のコブシの蕾が大きく樹膨らみ、いくつかは咲き始めているので来週には満開になりそうです。 ナナカマドもちょうど新芽が吹き出して、樹木全体がほんのり緑っぽくなってきました。 街中にはサンシュユ、エゾムラサキツツジが、少し遅れ気味でレンギョウが咲き始めています。 札幌にもやっと本格的な春がやってきました。

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創成川公園 南3条辺り 写真右側に流れているのが創成川
芝生法面にチオノドグサの花が咲いていました。

チオノドグサ 2016.4.20
遠くから見ると、クロッカスと勘違いしますが、近くで見るとやはり花弁の形状やその開き方でチオノドクサと直ぐ分かります。

チオノドグサ : ユリ科 東地中海沿岸および小アジアの高山おおび亜高山に5~6種が原産。 早春に花葉が同時に生ずる耐寒性秋植え球根である。 6個の※花被片はよく開張反巻し花冠の筒部は花被片に比べて短い(園芸植物大辞典)。

※花被片 : 花被片(かひへん、Tepal)は、植物の花被を構成する要素の一つ。外花被と内花被)を含む。通常、花弁と萼が形態的に類似する、あるいはほとんど区別できない場合に、それらをまとめて花被片という。

花弁と萼が、花被片として区別できないという特徴は、祖先的な植物の特徴であると考えられている。例えば、植物の中で最も昔に分化した分類群のひとつと考えられている”アムボレラ” は花被片をもち、花弁と萼は明確に分化していない。

花弁と萼の区別がはっきりしない花被片を持つ植物は、主に単子葉植物でよく知られている。例えばチューリップやユリは、花弁と萼が形態的に非常に類似する。 (コブシやモクレンなどモクレン科の植物も花被片を持つ。)

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草丈は10cm強で、花梗から1つの花を咲かせます。