アーモンド  開花

2020.2.15
アーモンドチョコレートやアーモンドミルクの原材料となるアーモンドが実る木の花。 豊平公園内にある緑のセンターの玄関横に展示されています。   樹高は2m強、鉢植え。 この花を見るのは初めてです。
2020.2.15
アーモンドの花はサクラ類やモモの花とそっくりです。 しかし、花の大きさはこの温室で咲いている花を見る限りでは、普段見かけるサクラやモモの花より一回り大きいようです。

アーモンドは、※バラ科サクラ亜科モモ属(Amygdalus属)。 サクラ亜科の中にはモモ属以外に、サクラ属、スモモ属、アンズ属があり、アーモンドはモモに最も近い種になります。
この表記はAPG体系 で、古い分類(私の持っているような古い図書の分類)では、サクラもスモモもアンズもPrunus属となっています。

<余談>
アーモンドの花がサクラやモモとそっくりで、分類上でもこれらと近縁種なので、この種がもしかして札幌でも育つのではないか?、越冬するのでないか?、とほんのちょぴりの可能性を抱いて調べてみました。 ホーマックなど園芸店で今まで見たこともないのでダメなのだろうな と思いながら・・・・・。
先ず最初に、ホーマックに確認して見ると、
「いままで取り扱ったことはございません」
との話。

朝日百科 世界の植物では
日本には明治初年ころ、扁桃という名で果樹として導入されたが、風土に適さなかったためか普及するにいたらなかった。 アーモンドはもともと年雨量400mmから1000mmの乾燥気候に適する乾燥植物ともいうべきものであるから、日本のような多雨国では病気にかかりやすいのである。 1952年ころに香川県の小豆島で、また1962年ごろ日本で一番雨の少ない長野県の東部町で産地化を目指して増殖栽培が試みられたが、やはり病気と、開花が早くて霜に弱いため不結実となるので成功しなかった経緯がある。
と記載。

また、パソコンで調べると、「家庭菜園の始め方」のアーモンドのページでは、
栽培する環境を整えると、北海道南部から九州・沖縄で栽培ができますよ。
とあるので、もしかすると、函館辺りまで下がると見られるかもしれません。

とあるので、札幌では戸外でアーモンドを育てるのは無理なようです。 ちなみに、アーモンドの原産地はイランとその周辺のアジア西南部。