オドリコソウ  ラミウム属

   2018.5.20
オドリコソウ、円山の登山道で見つけました。
茎は直立し、高さ50cm前後、枝分かれはしない。 断面は四角形。 ふつう群がって生える。 花は葉の付け根に輪生上につき、花冠の基部が曲がって立ち上がる形となる。 花冠は踊り子がかぶる笠状の上唇と3つに裂けた下唇に分かれている。 まれに赤味がかった花がある。
北海道 山の花図鑑 藻岩・円山・八剣山より)

2016.5.8
ヒメオドリコソウ、南区白川で見つけました。 写真の場所は元々は畑地のようで、その前のずっと以前は田んぼだったのではないか?と推測します。 一面に生えているとなかなかきれいなものです。 それにしても、ヒメオドリコソウがどうしてこの場所に群生しているのでしょうか?  最初に思い浮かんだのは、レンゲソウのように緑肥としてタネをまいたのか?と言う考えです。 ネットで調べたのですが、ヒメオドリコソウにはそのような肥料効果があるような記載はありませんでした。 他のサイトを見ると、この種は本州では道端や畑で群生しているのが当たり前で、春の雑草御三家と呼ばれているのだそうです。 ので、写真の群生地も意図的にタネをまいたものではなく、この種の繁殖力の強さによって拡がったものなのでしょう。

ヒメオドリコソウは、群生する性質や茎葉の形状から地下茎で生息域を拡大する宿根草のように見えるのですが、ヨーロッパ原産の越年草なのだそうです。 越年草は、一般的には秋に発芽して成長の途中で冬を越し、春になって再び成長・開花・結実して、2年未満で枯れる植物です。 上述の日本に自生する宿根草のオドリコゾウは、ヒメオドリコソウと同じ仲間のラミウム属。


2019.5.16
キバナオドリコソウ、豊平公園の駐車場と遊戯広場の間の園路沿い樹林下に群生しています。 日陰を好むようです。 原産地はヨーロッパ東部~西アジア。 この植物は、花後に匍匐枝を地面に這わせて根を生やし生息域を拡げていく種のようです。
葉に斑が入る園芸植物としてヨーロッパから移入され、グランドランドカバーなどに利用されているようですが、札幌ではほとんど見かけません。


2011.6.15
名前は、ラミウム マクラツム ‘ビーコン シルバー’。 ラミウム マクラツムには色んな品種があるようですが、この品種が街路樹の植樹枡の植え込みやグランドカバーなどで 一番よく見かけるものです。 葉は銀色で縁が緑色が特徴の多年草。