ギンドロ(ウラジロハコヤナギ)

2019.7.10
札幌市北部と石狩市の境界付近を走る国道337号。 この国道沿いには、濃緑の樹木が続く中に、風にひらひらと揺られて葉が白く光るギンドロを多く見かけます。

2019.7.10                                      2011.8.7
左は、あいの里公園(北区あいの里)に植えられているギンドロ。 樹高は15m強。 右は森林総合研究所札幌支所のもの。 樹高は15m強。

ギンドロは私が住んでいる南区、豊平区、清田区など札幌市の南東部では見かけませんが、北区や東区など札幌市の北東部の郊外で見かけます。

ギンドロはニセアカシアと同じように、地上近くの根から芽を出す根萌芽の発生が多く、その根萌芽が成長して辺り一面が藪のようになることがあります。(写真左、ギンドロの根元、公園石積柵の横に生えている株)


2019.7.10
ギンドロ(セイヨウハコヤナギ)は、銀色の葉っぱをしたドロノキ(ドロヤナギ)で、ポプラの仲間です。 ギンドロの学名は Poplus alba 、ドロノキ(ドロヤナギ)も Populus maximowiczii 。
ドロノキは日本に自生していますが、ギンドロは中央アジアやヨーロッパが原産です。
葉は掌状に3~4に浅く裂け、葉は細かい毛に被われ、特に葉裏は銀白色の毛が密生していて、その感触は柔らかくふわぁとしています。

2018.9.2                                       2019.7.10
若木の樹肌は薄萌黄色で星形の皮目が目立ちます。 樹木の生長に伴い、根元から順次上の方に向かって樹肌は裂けていき、樹幹下部は縦に避ける樹肌に変容し、樹幹中部は若木の頃の薄萌黄色もしくは白色と成木の灰褐色の樹肌の斑模様となります。