ノラニンジン 道端で見かける

空き地や道端で見かけるようになったのは、この10年、いや10~15年前くらいでしょうか? ノラニンジンの草丈が1.0~1.5mくらいなので、国道230号線を自転車で走っていると、目の高さがちょうど合って、この時期やたら目に付くのです。

ノラニンジン2015.7.30
早いものは7月上旬頃から咲き始めお盆を過ぎて8月一杯まで咲いているようです。
ノラニンジン2015.7.18
国道230号 植樹帯を凌駕。
ノラニンジン2011.7.15
咲き始めの花。 最初は半円形状に咲くものもありますが、その後は徐々に水平になるようです。
ノラニンジン2015.7.18
セリ科に多い花の咲き方(複合散形花序)です。 ノラニンジン2015.8.4
近づいて見ると、花の中心に黒い(黒紫色)花のようなもの、雌花のようなものがあるのです。 他の花を調べると、この黒い花があるものとないものがあるのです。これはいったい何者? 無数に咲いている小さい花それぞれぞれに雌しべと雄しべがあるので、この雌花のように見える黒い花びら状のものは何のためにあるのでしょうかね?
ノラニンジン 2015.8.4
水平に咲いていた花は、花が終わると徐々に花梗が内側に寄り添うように集まっていきます。
ノラニンジン2015.8.4
そして、最後は卵状に丸まります。
ノラニンジン2015.7.18
ノラニンジンは栽培用のニンジンが野生化したものといわれているので、根っこは赤みがかって少しは太っているのだろうと思い、引っこ抜いてみました。 ぜんぜんです。 まったく普通?の根っこと変わりません。