ビンカ・ミノール(ヒメツルニチニチソウ)

2019.5.15
中島公園正面入口の植栽。 ブロックに囲まれた植栽地をマット状に被っているのがビンカミノール(ヒメツルニチニチソウ)。
2017.4.29
知事公館(中央区北1条西16丁目)内園地の水路ぎわに植えられているビンカミノ
ール。
2017.5.3
都心部の建物前の植栽。 開花期間は比較的長く5月から7月頃まで咲いていますが、花が目立つのは5月中のようです。 原産地はヨーロッパ、キョウチクトウ科
2017.5.9  平岡公園
2019.6.6
北大植物園の東側。 正面入口北側。
葉に黄色の斑が入る種類。 ヒメツルニチニチソウには花色が白いものや八重咲きなどがあるようです。

ヒメツルニチニチソウはグランドカバーとして、公園や街路樹桝、都心部のビルの外構植栽などによく使われている地被植物です。 一度地面を被ってしまうと雑草がなかなか侵入できづらいようです。 雑草の種子が飛んで来ても発芽しにくいのか?、それとも発芽しても成長が阻害されるのか?、その理由は判りませんが、ツルニチニチソウが植えられている植栽地は雑草がそれほど目立たないように見えます。

〇  ヒメツルニチニチソウの学名は、ビンカ・ミノール(Vinca.minor)で、種名の “ minor ” は英語読みでマイナー。 意味は「小さい」です。 それとは別に、ビンカ・マジョール(Vinca.major)という種類があって、英語読みではメジャー、アメリカのメジャーリーグのメジャーで 意味は大きい。 この種はヒメツルニチニチソウに比べて花・葉共に大きいのですが、書物によると、ヒメツルニチニチソウに比べて耐寒性がないらしいのです。 しかし、街中でたまに花や葉が大きいものを見かけるのですが、それがツルニチニチソウかどうかははっきりしません。 「新北海道の花」によると、ツルニチニチソウのがく裂片は有毛だそうで、今度大きな花・葉のものを見かけたら、確認する必要があるようです。