ニオイスミレ  豊平公園

2019.4.30
豊平公園の駐車場の東出口(旧緑のセンターへ行く出口)の傾斜を3m程下ると園路 が左右にのびています。 その園路を左手に向かって歩くと左側の林床にニオイスミレが群生しています。 樹々の間から太陽光が射し込み、ニオイスミレの生えている部分に斑模様をつくっています。 2019.4.30
スミレの仲間には地下茎を伸ばして増えるタイプとそうでないタイプがあるようで、普段よく見かけるタチツボスミレは前者の方なのですが、それでも、このように身近な公園で群落をつくっているスミレはなかなか見かけません。 2019.4.30
ニオイスミレを英語の呼び名でスイートバイオレット(Sweet violet)と言います。
ウィキペディアには、
ニオイスミレの香気は、ヨーロッパでは古くから化粧品、ハーブティーやワインなどの飲み物、砂糖漬け、お菓子など、さまざまなものにも使われて来た歴史がある。ヴァイオレット・リキュールの香りはニオイスミレを用いるものと特筆され、他のスミレからはその独特の香りを出すことは出来ないとされる。

それで、一輪花をつまんで鼻に近づけて匂いをかいでみました。 それは上述したようなスイートな香りではなく、少し臭みのあるもので、個人的には好みのものではありませんでした。

豊平公園に生えているニオイスミレの花色は淡黄ですが、パソコンで見ると、白、紫、赤、ピンクと花色は豊富なようです。

〇 ニオイスミレ
・学名 :Viola odorata
・科・属:スミレ科スミレ属
・原産地:ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア
・草丈 :10cm