チコリ(チコリー) キクニガナ

 2020.7.13
国道230号の街路樹桝に生えています。 雑草?の名前はチコリ(チコリー)。 キクニガナともいい、写真のチコリの草丈は1.2~1.5m。 北海道で越冬。 このチコリは、ヨーロッパ原産で、古くはギリシャ、ローマ時代から野菜として栽培されいた。 日本へは明治初年に渡来。 根はコーヒーの代用となる。 花茎を出して青または白、桃色で径3~4cmの頭花をつける。(山渓カラー図鑑 園芸植物)
この種(しゅ)を市街地でそれほど見かけることはないのですが、豊平川の河川敷にも生えていたので、札幌でも野生化、雑草化はしているようです。
2021.7.16
花(頭花)は、草の上部にぽつぽつと茎にくっつくように咲き(花梗が短い)、大きさは径3~4cm。 花は午前中に開花、午後になるとすぼむ。
2021.7.16
草丈50cm~1.2mの多年草。茎はよく分岐する。 根出葉は羽状に裂けてタンポポ状の葉状になり、上部の葉ほど切れ込みがなくなり、サイズも小さくなる。
(新北海道の花)

<野菜としてのチコリ その1>
下の写真が野菜のチコリ。ほろ苦くて体にいい、伝説の野菜「チコリ」の美味しさを引き出す ...

Webページ HAPPY PLUS ONEから写真をお借りしました。
1個の大きさは10~15cm。

この野菜、「チコリ」を見かけたことも食べたこともないという方が多いのではないでしょうか?
私自身も札幌駅にある大丸の生鮮食品売り場で一度見かけたことがあるだけで、我家近辺のスーパーではありません。 食したことは、ホテルでの会食で2度程サラダに入っていた、それも小さな欠片が他の野菜の中に混じっている程度で、それに気づいたことがあるくらいです。 その味は、本来は苦みのある葉が特徴なのですが、そのときは、味合うには小さすぎたことと ドレッシングでその苦みを感じませんでした。
日本では、ホテルやレストランなどで、サラサの色どりに、チコリの葉をお皿のように使っておしゃれに盛り付けられたサラダなどの高級食材として使われているよです。

<野菜としてのチコリ その2:栽培方法>
自然に育つと草丈が1.5m近くにもなるチコリは、野菜としてどのように育て作られるのか?、ちょっと想像が出来ません。
調べてみると、
春にタネをまいて秋に草丈が40~50cm?になった頃(花茎が伸び花が咲くのは翌年以降)に、葉を地際から2~3cmでバッサリ切って根株を織り上げて、屋内のの暗くした場所に植込み、根の養分で新芽が膨らみ、それが10cm程になった頃に収穫(軟白栽培)するようです。 栽培に少し手間のかかる野菜のようです。