は種    トマト、ピーマン   

今年も例年通り、ミニトマト、ピーマン、シシトウのタネを4月2日にまきました。 これらのタネをまく時期は、北海道では3月下旬~4月上旬が標準です。
2017.4.12  左:ミニトマト 右:ピーマン
写真で見て分かるように、は種後約10日でトマトは本葉が出始めています。 一方、ピーマンはやっと発芽がそろったところです。 毎年、タネをまいて発芽がそろうまで、ミニトマトで約5日ほど、ピーマンは10~12日程度かかります。 初めてピーマンのタネをまいたとき、なかなか発芽しないので焼き持ちしたことを覚えています。

我家のこの時期の室内温度は、晴れた日は、昼間が24℃くらいに、夜は20℃、曇りの日など太陽が照らないと昼間でも22℃までしか上りません。
この室内温度は、トマトには適しているのでしょうか、ピーマンには少し低めのようです。 職場の園芸好きの女性は、発芽するまで床暖の上において、その上からダンボール箱で覆うそうです。 そうするとその中の温度は30℃くらいになるとのこと(発芽後は直ぐに箱から取り出し窓際に移動するとのこと)。
専門書では、以下のように書いています。
ピーマンの種子は暗発芽性で、発芽適温は20~25℃であるが、昼夜変温を行うと斉一な発芽が得られる。 また、電熱線等による加温により、30~35℃とすると、発芽ぞろいまでの日数が短くなる。(北海道の野菜づくり全書)
職場の園芸好きの女性の床暖・ダンボール箱方式はピーマンの発芽に最適のようです。

ちなみに、両者(ナス科)の原産地を調べてみると、
・トマト  :南米の山岳地帯(ペルー・アンデスの山岳地帯)
・ピーマン:中南米周辺の熱帯アメリカ

窓際は野菜苗で一杯

昨日(金曜日)、今日(土曜日)と、この時期に相応しいからっとして、抜けるような青空が拡がる、文句のつけようのない好天気でした。  しかし、5月上旬はぐずついた天気が続き、ゴールデンウィークもいまいちでした。
育苗 野菜 2016.5.12
写真は、
・3月29日に種をまいたトマト、ピーマン、シシトウ、
・4月19日のチマサンチュ、なばな(アレッタ)、
・5月5日のキュウリ(写真一番左)
の苗です。
は種してしばらくは場所をとらないのです。 しかし、苗が大きくなるとセルトレイからポットに鉢上げをするので、 その段階でぐっと場所をとるようになります。 さらに大きくなると、1バット(ケース)に12ポット入っていたものが9ポットに、さらに6ポットと少なくなっていきます。 そうすると写真のように、窓際が野菜苗で一杯になります。

この時期(5月始め~5月15日前後頃)は、気温も上がってくるので、外気に当ててしっかりした苗をつくることと、畑に植える定植時に強烈な太陽光線と風で苗が傷まないように、外の空気に慣れさせておく必要があります。 それで暖かくて晴れた日には、朝外へ出し、気温が下がってくる前に室内に戻します。 暖かい日は水枯れが心配で朝必ず水やりをします。
寒い日には1日じゅう家の中なので、なるべくしっかりした苗を育てるために、少しでも陽が照ると、午前中なら朝日の当たる窓際へ、午後に晴れてくれば西日の当たる場所へと移動することもあります。
また、この時期は、曇天の日が続くと、野菜苗の移動はないので手間隙はかからないのですが、苗がひ弱(軟弱)に育ってしまうのではないかと心配になり、晴れた日は晴れた日では水やりと移動に忙しく、野菜苗の世話に最も気を使う時期です。
Exif_JPEG_PICTURE 2016.5.15
5月中旬以降晴れた日は、必ず屋外に出して外気に当てます。 そして、夕方になると、夜の寒さを避けるためガレージに入れます。曇天の日でも余程のことがない限り、外に出しています。 水やりだけ気をつけています。

<余談>
園芸店(ホーマック)へ出かけて、野菜苗を見てきました。 我家のトマト苗は草丈は20cm以上になっていて、ホーマックとさほど変わらないのですが、茎の太さが全然違います。直径で2倍はあるでしょうか。 室内で育てられた苗と太陽が一日中当たる温室のものとでは、苗のしっかりさは比べようがありません。

野菜苗は多めつくっていることもあって、窓際に置き場がなくなってきたので、小さめの劣等生的なトマト苗を3株、5月8日に畑に下ろしてみました。 2~3日後にそれを見ると、2株の葉に白い斑点が出ていました。 1株は、葉色が濃い緑でしなっとなって(一度凍らせた葉を常温に戻したときのような状態)おり、3株とも回復の見込みがなさそうな状態になってしまいました。