エクスバリーアザレア

札幌では、明後日からYOSAKOIそーらん祭り(6月5日~6月9日)が始まります。 そして、YOSAKOIが終わって4日後に北海道神宮祭(札幌まつり)と続きます。 1年の中で最も良い季節、清々しい季節が札幌にやってきます。 ちょうどその頃にヤマツツジやレンゲツツジが見頃を迎えます(今年は開花が少し早い)。
それと同じ頃、公園や個人の庭にヤマツツジやカバレンゲの朱色より明らかに濃い色をしたカバレンゲの花やキレンゲツツジより明らかに鮮明な黄色をしたキレンゲツツジを、また、リュウキュウツツジの樹姿ではないが花色は白でカバレンゲツツジのよ
うなツツジを見かけます。

2013.6.19  株高は3m近く。 豊平公園
エクスバリーアザレアのようです。
 
2019.6.1                                                         2019.5.31
レンゲツツジに比べると明らかに花色は鮮明で、しかも1個1個の花は大きいので、個人の庭で見つけると、最初に目がいってしまします。

〇 エクスバリーアザレア
ヨーロッパでは1800年代以降、日本から導入されたレンゲツツジ(R.yaponicum)を主体に中国産のシナレンゲツツジ(R.molle)やヨーロッパ産のキバナツツジ(R.luteum)、あるいはアメリカ産の R.occidentale などを交配して多くの落葉性ツツジの園芸品種が育成されている。 その中でもっとも新しくイギリスで改良された園芸品種群がエクスバリーアザレア(Exbury Azalea hybrids)である。 花色は白、桃、黄、紅と多彩で花は大輪である。耐寒性が強いので、ヨーロッパでは広く庭木として使われている。(園芸植物大辞典)

2019.6.1
しかし、このエクスバリーアザレア、花色は鮮明で花も素晴らしいのですが、樹形がコンパクトに整っているものをあまり見かけません。 上の写真でも分かるように実殻を付けたままの枝が枯れ上がっています。 夏の短い札幌では,レンゲツツジと同じように花後に花殻を摘んでやらないと種子を作るために養分を取られて、その枝は十分成長が出来ずに枯れてしまう場合が多々あるようです。
花後に花殻を摘んでやるなどきちんと管理をしてやれば、樹冠全体に花を咲かせるこんもりとしたコンパクトな株になるのではないでしょうか。