ニンニク  追肥と中耕

昨年(2018年)10月上旬に植えたニンニクに肥料(追肥)をパラパラとまきました、その後冬期間雪に押さえつけられて硬くなった土を草取りホーで中耕しました。

2019.4.11
植栽間隔は、参考書を見ると畝幅30cm株間15cmなのですが、我家では狭い土地を有効活用するために、畝幅20cm強、株間15cm弱と少々?狭めに植えています。 

2019.4.11
今年は雪解けが速かったことが出葉枚数を多くしているようです。 例年の2~4枚程度が今年は3~5枚と1枚くらい多くなっています。 そしてもう一つ、雪解けが速かったことでの影響が出ています。 葉先の枯れが例年より少し多いように見受けられることです。 

〇 肥料の施肥について
参考書によると施肥量は㎡あたり、N:P:K=18g:25g:18gですが、窒素(N)とカリ(K)については追肥で50%を施すのが基本のようです。 今回植えたニンニクの面積が約2.5㎡なので、N(窒素)とK(カリ)については、
18g×2.5㎡=45g
必要ということになります。
しかし、追肥は全施肥量の半分なので今回必要とするN(窒素)とK(カリ)は
45g×50% ≒23g
となります。
私の使っている肥料は、高度化成肥料(N:P:K=14:14:14)なので、
23g÷14%≒170g
ということになります。

実際には、手でパラパラとまくのですが、私自身の手で肥料を1つかみすると約40gくらいになるので、4つかみ強を適当にばらまきました。

ニンニク 醤油漬け・酢漬け

ニンニクのしょうゆ漬けと酢漬けを作ってみました。
昨年の秋に植え付けし、今夏収穫したものです。  ⇒  ニンニク 収穫


2018.7.29                               2018.7.29                               2018.7.29
写真左は、7月21日に収穫し、それを乾燥させたもの。 収穫したときは、茎葉は青かったのですが、1週間程で完全に乾燥します。
中央は、ニンニクの球についた土を水で洗い流したもの。
右はニンニクの鱗片で、薄皮を剥いたもの。 ニンニクの鱗片は皮が2~3枚重なっており、一番外側の皮は剥きやすいのですが、内側の薄く透けた薄皮は剥きづらく、このニンニク漬けの作業で一番時間がかかりました。

ニンニクの皮を剥き、洗ってキッチンペーパーで水気を無くした後は漬けるだけなのですが、その前に保存瓶を煮沸消毒しておきます。 保存瓶が冷めるのに20分?程度かかるので、事前にそれを処理しておくのがよろしいようです。
 2018.7.29
写真左が酢漬け、右が醤油漬け、こちらにはタカノツメを3本入れています。
ウェブページによると、ニンニクの鱗片が酢や醤油から顔を出すとかびることもあると書かれているので、それらが隠れるまで注ぎました。
もう一つ、酢漬けは数日すると酢とニンニクの成分による化学反応でニンニクが青くなると書かれているのですが、我家の酢漬けでは、その現象は1個だけで、全体はほとんど変わりませんでした。 ニンニクを半分に切ったり、細かく刻んだりするとその反応が盛んになるのようで、 丸ごと1個を漬けるとそれほどでもないようです。

完成後、とりあえずリビングに置いておいたのですが、2日もすると室内が臭ってきました。 とりあえずクーラーボックスに入れました。 中を確認するためにそれを開けるのですが、その度に室内はニンニク臭が漂い、我家の迷シェフから不満気味の声が聞こえました。
1ヵ月もすると食べられるようになるのですが、どこに置いておくか?冷蔵庫?、リビングの棚?、今それで悩んでいます。

美味しいかどうか?、味については分からないのですが、とりあえず。毎朝食時に妻と1個を半分づつ食べようか と考えています。 ニンニクの効能は、血圧を下げる、血液をサラサラにする、抗酸化作用など言わずと知れたこと。 この効果を楽しみにしています。

 

ニンニク 収穫

昨年の秋10月上旬に植え付けたニンニクを今夏の7月下旬に収穫しました。

2018.5.27
約90株ほど植え付けました。
昨年
・10月9日  植付
・10月下旬  芽出し後、降雪前までに草丈約10cm、葉の枚数は2~3枚に成長。
今年
・4月中旬   施肥・中耕(積雪の重みで畑の土は硬く締まるので、中耕は必須作業)。 今春はシンクムシの被害なし。
・6月下旬~7月上旬
葉の枚数は10~11枚になっている。 葉の間から細長い
蕾が伸びてくるので、それを摘みとる(摘蕾)。 これをし
ないと花に養分を取られて玉が大きくならない。 ある専門書では、摘蕾で玉が40%大きくなる と書かれています。
・7月20日  収穫:葉が黄色くなってきたら収穫。

 
2018.6.23                                             2018.7.7
6月下旬になると細長い三角錐の花茎が出てきます。写真のように花茎は逆U字に曲がります。 そして、花蕾が大きくなってくると、それを持ち上げて上を向き始めます。
 2018.7.27
ニンニクの花 アサツキ、ギョウジャニンニク、ニラ、ネギなどネギ属の花は散形花序をつくって球形になりますが、ニンニクの花も丸いことは丸いのですが、その丸いのは珠芽というものらしく、散形花序を形成する1個1個の花は、写真では緑色と白色の小さな粒で、それが花(蕾)のようです。
ニンニクの花は初めて見たのですが、当初、白くて丸いこぶ状のもの=珠芽が花になると思って見ていました。

7月21日に収穫しました。
2018.7.21
ニンニクの収穫は適期は、
黄変程度がそれぞれの茎葉の1/3~1/2に達したころを目安として、球の茎盤部(根の生えているところ)とニンニクのりん片の尻部がほぼ水平になった状態
と北海道の野菜づくり全書に書かれています。

今回の収穫はほぼ適期?、少し早めかもしれません。

ニンニクの規格は、ホクレンによると以下のとおりです。
2L 横径   7.0cm以上
L 横径  6.0cm以上 7.0cm未満
M 横径  5.0cm以上 6.0cm未満
S 横径  4.0cm以上 5.0cm未満

我家の収穫したものの中から20個を測ってみると
2L 横径   7.0cm以上           0個
L 横径  6.0cm以上 7.0cm未満       0個
M 横径  5.0cm以上 6.0cm未満          10個
S 横径  4.0cm以上 5.0cm未満         9個
規格外                  1個
という結果になりました。

規格外でも十分料理に使えるし、M玉はスーパーで売っているものとほぼ同じ大きさです。 今回の我家の収穫はS玉が約半分なので、少し小さめといったところでしょうか? 原因は、おそらく植える間隔が狭かった、1条に10㎝間隔で植えているのですが、畝幅が20cm程で、この畝幅が狭かったようです。 参考書によると、40~50cmは必要なようです。 面積の狭い家庭菜園ですから仕方がないところです。

 

ニンニク  シンクイムシ

3年前からニンニクを作っています。 今夏で3回目の収穫になります。 ニンニクは秋植え球根と同じなので、秋に植え付け翌年の夏7月上旬頃に収穫します。 雪が解けて畑が乾く4月下旬に追肥をします。この時期の追肥がニンニクの玉を大きくします。
2018.4.30
ところが、昨春は元気に新しい葉を伸ばすはずの株の中に、5月に入っても新葉が伸びず、雪解け後に現した姿と全く変わらないものがあちこちに見られたのです。 その株を引っこ抜いて調べると、葉の間に緑色の幼虫がいるのです。 ちょうど新芽が出てくるところにいて、一番柔らかい部分を食べるのでしょう。 シンクイムシのようです。
この話をニンニクを作ったことのある人にすると、
「へぇー、そんな経験一度もないし、聞いたこともない。 ニンニクって、春先に追肥をしておけば、虫もつかず育つというイメージだけど」
と言われてしまいました。
関係書物やウェブページで調べてみても、それらしき被害のことは載っていません。

どうして我家のニンニクにシンクイムシがついたのか?

我が家のニンニクを植えている場所から2~3m離れているところにプルーンの木があります。 数年前?もっと前?からシンクイムシがつくようになっていました。
一昨年は昨年ほどではないにしろ果実が落ちたことを記憶ています。 数がそう多くなかったのでそのまま放置しtたように思います。 この時は、翌春ニンニクの新葉が食害されるとは夢にも思っていないので。

ところが、昨年は8月に入ると大きくなったプルーンの果実がぼろぼろと落ちてしまいました。 落ちた果実を割ると必ずシンクムシが入っています。 その数があまりにも多いので、畑に埋めたのですが、そのときに気づいたのです。  もしかして、ニンニクの被害もプルーンのシンクイムシが犯人では?と。

ウェブページで調べると、シンクイムシにもいろいろな種類がいて、ナシやモモ、リンゴなど果樹の害虫は、ナシシンクイムシとモモシンクイガが主体のようです。 前者の越冬方法は樹皮の間に繭をつくって冬を越すようですが、後者の老齢幼虫や蛹は、土中(地表から6cm程の深さ)で越冬することがわかりました。
最近は、スモモヒメシンクイガが果実に被害を与えるようで、この種も土の中に越冬するようです)

この害虫が我が家のニンニクの新葉を食害した犯人であるかどうかは、専門家に見てもらっていないので分からないのですが、その可能性が極めて高いのではないかと思いました。 それで、落下したプルーンの果実を畑に深く掘り起こし穴に埋め込みました。 さらに、晩秋にはプルーン樹冠下の落葉を取り除いて、熊手で表土を何度もこするように剥ぎ取りました。 そして、その落葉と表土も深く畑の中に埋め込みました。

その結果、昨秋100株程植え付けたニンニクの葉は1枚も食害されていません。 おそらく、今春は殺虫剤をかける必要はないようです。
2018.4.30
一昨年の春、ニンニクの新葉がシンクムシに食害されたのが、近くにあったプルーンについたシンクムシかどうかは分かりませんが、今春の結果を見ると、その可能性が高いのではないか?思っています。

→ プルーン シンクイムシ

 

 

ニンニク 追肥

我家の庭の雪もほとんどなくなりました。 昨秋、ニンニクを植えつけた場所も雪が解けたので、追肥を施しました。
Exif_JPEG_PICTURE 2016.4.6
写真の斑状に白く見えるのが肥料です。
追肥の量をウェブサイトで調べると、
化成肥料を1㎡当たり大さじ3~5杯と書かれているいるのですが、化成肥料といってもいろいりあって、代表的なものとして化成肥料の成分が、窒素(N):リン酸(P):カリ(K)が8%:8%:8%のものや、16:16:16のものや、N:P:K各々の成分比の違うものなどがあります。 我家のものは、14:14:14なので、とりあえず、少し多めになるかなと思いながら、大さじ4杯/㎡を入れることにしました。
ニンニクの栽培面積が約3㎡なので、
3㎡ × 15g/大さじ1杯分 × 4杯 = 180g
を施しました。

ちなみに、北海道の野菜づくり全書(栽培者向け)によれば、
当初植えつけ時に10a当たり、N:P:Kを18kg:25kg:18kgとあり、
㎡当たりに換算すると、N:P:K=18g:25g:18gになります。
追肥は、N:5kg、カリ:0.5kgとなっています。

今回の追肥を㎡当たりで計算すると
今回使った化成肥料の成分比は、N:P:Kが各々14%なので、
60g(大さじ4杯分) × 14% =8.4g/㎡ となります。

今回の追肥は相当大目のようです。 少々心配です。 さてどうなりますか?

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雪解け直後のニンニクは、葉先が枯上がっています。 このごろの暖かさで、葉は伸張しているようです。

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施肥後、※草取りホーで中耕しました。 当地は3月上旬の積雪深が1m近くになるため、その重みで畑の土は思った以上に固く締まっていました。 この作業は必須のように思います。

※草取りホー:今回使ったのは、柄の長さ30cmほどの小さなもの。