リンゴがぼける

リンゴは果物の中では日持ちのする方ですが、品種によってそれが違ってくるようです。 よく言われるのは、収穫時期が早い品種は日持ちが悪く、収穫時期が遅いものは比較的日持ちがすることです。
具体的には、9月入るとスーパーの店頭に並ぶ早生種の「つがる」は、購入後食べずにしばらく置いておくと、リンゴ特有のしゃっきとした食感がなくなる、「ボケ」てしまいます。 その点、晩生種の「ふじ」は翌年の5月 になっても店頭に並んでいます。「ふじ」の中でも、中生種の「早生ふじ」より、晩生種の「サンふじ」は貯蔵性が高く、「サンふじ」よりも更に貯蔵性が高いのが「ふじ」に袋をかけて栽培した「有袋ふじ」なのだそうです。
我家にあるリンゴも袋をかける「有袋ふじ」です。 有袋にしている理由は日持ちのよいリンゴをつくるためではなく、農薬の散布回数を減らしたいためです。

その有袋フジを11月上旬~中旬に収穫しています。 その頃に食べるフジは、フジ特有のシャキシャキとする食感はもちろん、甘みと少し強めの酸味があって、私好みのリンゴに熟成しているのです。 もっと具体的に言うと、古いリンゴ品種で申し訳ないのですが、紅玉の酸味とレッドゴールドの甘味を足して2で割ったような甘酸っぱさに、フジ特有のシャキシャキ感が加わり、口の中でリンゴを嚙み砕くときに広がる酸味の効いた美味しさ、旬に食べる「ふじ」は、リンゴ中で一番ではないかと思っています。
2024.1.7
昨年11月に収穫したリンゴ;フジ  数個ずつビニール袋に分けて、湿度を保つために新聞紙を敷いた段ボール箱に入れ、上部も新聞紙を厚めに被って、車庫の中で保管。

リンゴの美味しさは口に含んだときに拡がるあの甘酸っぱさです。 ところが、年を越して1月半ばになると、甘さは変わらないのですが酸味が依然に比べて少なくなってきて、シャキシャキ感も劣るものが出てくるようになりました。所謂、「ぼけ」が徐々に進行し始めているのです。

「酸味が少なくなる」について、日本植物生理学会の「みんなのひろば」では以下のように説明しています。

果実の酸味成分の主なものは、クエン酸とリンゴ酸です。ミカンなどの柑橘類は、クエン酸を貯めるタイプの果実です。一方、リンゴやモモなどはリンゴ酸を貯めるタイプの果実です。何れも果実の生長と共に果実に蓄積されますが、成熟に従って分解されていきます。長いこと果実を貯蔵しておくと味がぼけるのは、これらの有機酸が
分解され、酸味が減っていくからです。

※(リンゴの)「味がぼける」というのは、長期間保存しておくと、果肉内の水分が減ってリンゴ特有のシャキシャキ感がなくなって口の中でもさもさする、所謂食感が悪くなることを言うのですが、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸がなくなることも含めてのことのようです。

我家のリンゴの貯蔵方法は、上述したようにリンゴの水分が抜けにないようにビニール袋に入れて、それを段ボール箱で車庫に保存しています。 また、札幌の気温(12月の平均気温;-0.9℃、1月;-3.2℃)で、リンゴの長期間保存にはそんなに悪くない環境と思うのですが、それでもやはり徐々に「ぼけ」は進行するのです。
それでは、リンゴの「ふじ」がスーパーの店頭に5月や6月になっても並んでいるのは、どんな方法で貯蔵しているのでしょうか?

Webページ「りんご大学」;弘前中央青果株式会社は以下のように説明しています。
リンゴは収穫後も生きていて、呼吸するために空気中の酸素を必要とします。呼吸(酸化)をすることにより、エネルギーを消費し、味や鮮度が失われてしまうのですが、それ(呼吸量を最少限にする)をするために、「CA貯蔵」(Controlled Atmosphere)と呼ばれる方法を取り入れています。 それは、酸素・二酸化炭素・窒
素・温度・湿度を調整し、鮮度よく長期の貯蔵を可能とする方法です。

以下の表はCA貯蔵と大気の成分を比較したものです。

CA貯蔵 大気
酸素 3% 21%
二酸化酸素 3% 0.4%
窒素 3% 78%
温度 0%
湿度 90%

我家のリンゴが入っている段ボール箱内の環境は、温度と湿度はCA貯蔵とさほど変わらないと思うのですが、呼吸に必要な酸素濃度の低さが違います。 余計な話ですが、窒素を3%にする理由?と酸素と窒素が減った分、何が補填されているのでしょうかね?

<追伸>
CA貯蔵で、酸素と窒素の抜けた分は、二酸化炭素を補填しているのだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

リンゴ ヒヨドリ?

赤くなったリンゴの果実が10月末から食い荒らされるようになりました。 おそらく、ヒヨドリです。

⇒  リンゴ  防鳥テープ(9月8日投稿)

2023.11.5
写真はヒヨドリに食害されたリンゴ。 品種はフジ。 フジの収穫は11月に入ってからなのですが、ヒヨドリは食べごろをちゃんと知っているのです。

ヒヨドリの鳴き声 ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=-DYmOCTDWc0

10月末から1日に1~2個、11月に入るとその数が増えてきました。 ヒヨドリは防鳥テープの間から樹冠内に入り、枝に止まってリンゴをつつくようです。 なので、防鳥テープ(キラキラテープ)の他に防鳥糸を樹の外回りと樹幹内に張り巡らしました。 細い黄色の防鳥糸(=水糸と似たようなもの)はヒヨドリには見えにくいようで、その後の食害はなくなりました。 効果はあるようです。

防鳥糸 500m/巻
それでも、来年はネットを樹幹全体に被せようと思っています。 防鳥テープと防鳥糸を張るより、ネットを樹冠全体に被せた方が良さそうです。 テープ?かネット?、どちらの方が手間がかかるか判りませんが、ネットはヒヨドリなどの鳥に食われないという安心感があります。

追記 2023.11.11
黄色の防鳥糸張ってから2~3?日はリンゴの食害はなかったのですが、その後また食われるようになりました。 ヒヨドリはちゃんと隙間を見つけるようです。来年は防鳥ネットにすることにしました。

イタヤカエデ 倒木伐採

9月29日(金)に樹木医会北海道支部の研修会が札幌市中央区の円山公園でありました。 研修内容は、当公園内にある大きな樹を観察・診断して、その樹に内在する危険性を見つけ、今後の対策を検討するという内容でした。 大きな樹木は年を重ねるにつれ、台風などの強風で太枝が折れるなどの危険性が高まり、それが原因で幹の腐朽が進んだり、樹木のバランスが崩れたりと倒木など様々な問題が発生して、公園の利用者に危害を加える可能性が出てきます。
樹木を数本診断した最後に、当公園の管理者から根元直径が1.4m×1.3mある大きなイタヤカエデの切株についての説明がありました。
2023.9.29
説明によると、
・このイタヤカエデは樹高が20m以上で、地際から高さ1.0m~1.5mの高さで6~7本くらいの太い枝に分かれている巨大な樹木であった。
・樹齢は200年くらいと推定している。
・太い樹木で根元周が大きく、きれいな断面で伐採できず、年輪が不明瞭になった。
・最初に樹幹の東側半分の3本が倒木して、その後残った部分が北東側に倒れた。
・倒木の原因は強風ではなく大雨であった。

説明では、強風ではなく、大雨で倒木したとのこと。 倒木後の画像をスマホで見せてもらいました。 概略図で示すと以下の通り。

このイタヤカエデは、地際から1.5m前後の高さで6本ほどの太い幹に分かれていたので、太幹の付け根の部分が入り皮であったり、亀裂が生じていたのでしょうか? 概略図のとおり、太い幹の付け根から雨水が染み込んで樹幹内部に腐朽が進行したのです。 腐朽した部分は、内材が黒褐色でボロボロになった状態。
通常、樹木は太枝が折れたり切断されても、切断された断面より内側に雨水の浸透や菌による内部腐朽を防ぐ防御層を形成するのですが、※入り皮や強風による太枝の付け根に亀裂が生じた場合、樹冠上部が大きいと風による太幹の揺れで容易に破断面の修復ができないのでしょう。 それが長年続くと樹幹内部で腐朽が進み、樹幹の重みに耐えきれず大雨でも倒壊してしまうようです。

※入り皮;分枝角度が25度より狭い幹と枝、あるいは双幹木ではしばしば又の部分に樹皮が挟まる “入り皮” 状態になっている。入り皮になると形成層が圧迫されて死ぬが、圧迫し合っている部分に抗菌性物質が蓄積されて腐朽菌などの侵入を防ぐ。そして材が連絡し合っている脇の部分が張り出すような膨らみができる。しかし、挟まった樹皮は “くさび” ような形をしており。強風などで大きな加重がかかると、わずかにつながっている両脇の材から裂け、幹の半分近くまで引き裂かれてしまう。さらに、入り皮部分は引き裂かれる前から微妙な亀裂が入っていることがあり、腐朽の侵入門戸となりやすい。 絵でわかる樹木の知識(堀 大才著)

以下の写真は、2013.03.06に当ブログで紹介した、今回倒木したイタヤカエデのその当時の姿です。
2011.10.9
写真中央よりやや左手に青っぽい公園照明のポールが見えます。 この高さは約7~8mなので、このイタヤカエデの高さ、樹幅、樹冠の大きさを想像してください。
2012.9.15
樹齢を重ねたイタヤカエデでは、写真のように根元で幾筋も縦に線(亀裂?)が入っている樹を見かけますが、このイタヤカエデも同様に線が入り、根元に樹木内部に大きな空洞があることを連想させる「うろ」や、縦に入った線の地際には腐朽を疑いたくなるような部分もあります。
このように、このイタヤカエデを含めて樹齢を重ねた巨木は、外観は元気なように見えても、太幹が集まった部分や地際には樹幹内部に腐朽した部分が存在(隠れて)していて、風や雨で倒壊する危険性を常時秘めているのです。

⇒ イタヤカエデ(その2) 

 

 

リンゴ  防鳥テープ

リンゴ(品種;フジ)を植えて、4年目に初めて1個の実が生り、シンクイムシにも食われずに大きくなったので食べるのを楽しみにしていました。 ところが、9月下旬?にカラスに食害されてしまいました。 カラスは樹に1個しか生ってない実でもしっかりと見ているのです。
その翌年から、下の写真のように防鳥テープ(表と裏が赤色と銀色で風が吹くとテープが揺れてキラキラと光る)を張るようになりました。
2023.9.6
リンゴの主幹に4m程の棒(約φ4cmの鋼管)を立てて、その先から16本の防鳥テープを傘状に張っています。 樹冠周りには、カラスが側面と下から侵入しないように、野菜の促成栽培でビニールトンネルの支柱に使う折り曲げ自在のグラスファイバーポールを使って、防鳥テープを張りました。 この方式で、昨年と一昨年はカラスによる被害は無かったのです。
ところが、今夏(8月に入ってから?)は、朝食時に「ピーピー」と甲高くて、辺りに響き渡るような 鳥の鳴き声を時折耳にするようになったのです。 あの種の鳴き方は、おそらくヒヨドリです。
2023.9.6
写真の食害されている果実はリンゴではなく洋ナシですが、何者かが樹から果実を落として、白い袋を破って食害したものです。 洋ナシは昨年まで鳥の害はほとんどなかったので、防鳥対策をしていませんでした。 それは収穫後に追熟が必要で、樹についているうちは甘味がなく美味しくない?のでカラスは寄って来ないのです。
食害された洋ナシを見ると、カラスではなくもう少し小型の嘴の細い鳥のようです。 ヒヨドリではないかと思っています。 洋ナシ(品種;ブランディ)の収穫時期は9月20日前後なので、取り急ぎ、防鳥テープを樹に回しておきました。効果があるかどうかはわかりません。
我家の家庭菜園で鳥の被害にあう作物は、リンゴ、洋ナシ、ブドウ、ブラックベリーの果樹類すべて、トマトとトウモロコシ、発芽時のエダマメの野菜類です。 3~4

年程?前からはトマトとエダマメ以外は防鳥テープ(キラキラテープ)を張るようになりました。

<防鳥について>
鳥は眼が良くて学習能力も高く、しかもしつこいので、一度被害に遇うと、たとえ、その鳥を捕獲したとしても周辺から他の鳥たちが再び集まってくるので、その後も同じように被害が続くことが多いのだそうです。 2023.9.8
作物はリンゴと洋ナシ。 単管パオプを組んで側面は防鳥ネットを張り、上面はテグスを40~50cmの枡目で被う。
2023.9.8
作物はブドウ。 ブドウの両面を防虫ネットで囲う。

写真は元農家さんの防鳥対策です。 単管パイプを組んで防鳥網を張る方式です。 これならどんな鳥が飛来しても完全に防ぐことができます。しかし、これを設置するにはそれなりのコストがかかります。 一般家庭の果樹栽培では、リンゴ1本の樹に防虫網を設置することになるので、そのコストはともかく、設置と取り外しに伴う手間を考えると、なかなか手が出せません。
それで、簡易な防鳥テープを選択しているのですが、それでもやはり、一手間多い余計な作業、めんどうくさい感はいがめません。
昨年までは防鳥テープ(キラキラテープ)によりカラスの被害は出てないのですが、今夏、ヒヨドリの鳴き声を数回聞いています。パソコンで調べると、防鳥テープはカラスには効果はあるが、スズメやヒヨドリなどの小さな鳥には効果はないと記されています。 9月6日 にテープを張ったばかりでその効果は不明ですが、9月下旬にリンゴの除袋をすると、実が赤くなってより目立ってくるので、今後が心配です(リンゴの収穫は11月中下旬)。 キラキラテープの本数を増やす必要があるかもしれません。

 

 

 

マグノリア アシェイ  百合が原公園

百合が原公園に世界の庭園という一画があります。 これは、札幌市の3つの姉妹都市(ミュンヘン市、ポートランド市、瀋陽市)を代表する庭園と日本庭園の4つを見ることができるコーナーですが、その中の瀋陽市の中国庭園の近くにマグノリア  アシェイが植えられています。
2023.6.18
写真のマグノリア  アシェイの高さは約4m、葉張りは2m強でしょうか。2023.6.18
葉の大きさは葉柄まで入れると80cmはありそうです。 バナナの葉を連想させます。 写真中央に三角錐の白いつぼみが見えます。 大きさは15cmはあります。 葉もつぼみもデカいです。
2023.6.18
つぼみはいくつかあるのですが、開花しているはものはこの花1個でした。 おそらく、今朝(6月18日)に咲き始めたのでしょう。花弁が開き切ると花の大きさは30cm以上という話です。 ホウノキの花を二回り大きくした花が咲き、開花すると良い香りがするそうです。 写真の花は木の上の方で咲いていたので香りは漂ってきませんでした。 ちなみに、花が咲いていいるのは2~3日と短いようです。
このマグノリア アシェイは札幌では冬越しが難しいので、百合が原公園では櫓を組んでその中に落葉を入れて越冬させています。

百合が原公園のマグノリア・アシェイ ⇒ https://yuri-park.jp/odheo/32361/

<マグノリア アシェイについて>
マグノリア  アシェイ(Magnoria .ashei)はモクレン科モクレン属です。 同属は世界で90種知られており、札幌でもお馴染みのハクモクレン(Magnoria.heptapeta) やコブシ(Magnolia.praecocissima)、ホオノキ(Magnolia.hypoleuka)もマグノリア  アシェイと同じモクレン属です。
モクレン属は、太平洋を挟んでアジア大陸とアメリカ大陸に隔離分布し、アジア大陸に多い。 アジアでは、ヒマラヤ、東南アジア、マレーシア、東アジアに、アメリカでは、北アメリカ東、東南部、中央アメリカ、南アメリカ北部に分布し、ほとんどの種が山地生である。 また、全種数のうち大半は熱帯・亜熱帯産で、残る温帯性のものが広く栽培されているが、高木性のものが多い。(園芸植物大辞典)

上記園芸植物大辞典ではモクレン属90種のうち14種を紹介しているのですが、すべてが温帯性の種で、熱帯・亜熱帯性のマグノリアはありませでした。今回紹介したマグノリア  アシェイは載っていませんでした。最新園芸大辞典や園芸大百科事典も同様です。
パソコンで調べると、GKZ植物辞典では以下のように書かれています。
・常緑樹で、
・原生地は北アメリカフロリダの森林地帯
・樹高は3~5m

マグノリア  アシェイは熱帯・亜熱帯性の種で、日本ではほとんど普及していない珍しい種のようです。

さらに調べていくと、マグノリア アシェイは※落葉樹で樹高は5~10mになるようです。※落葉樹;熱帯に生えるマグノリア  アシェイは葉を落さないのでしょうか?
また、マグノリア  アシェイは学者によって分類上の「種」について 意見が分かれている樹木で、ある学者はマグノリア  アシェイを固有種と考えており、別の学者は、マグノリア  マクロフィラ(Magnolia macrophylla)、英名をgreat-leaved magnolia(大きいはのマグノリア)の亜種※1と、さらに他の学者は変種※2と考えています。

※1 亜種生物分類における種より下位の区分の一つ。新ラテン語もしくは英語の “subspecies” の和訳語で、しばしば subsp. や ssp. とも略記される。 動物学では種の直下の区分は亜種のみであるが、植物学では変種および品種と併用している。動物学では亜種の下位区分として品種を用いる場合があり、犬種や人種などがこれに該当するが、これらを品種と認めない研究者もいる。

※2 変種;植物学における変種は、植物命名規約によって定められた、植物分類における階級の一つ。二名法で記載される学名の後ろに「var.」と省略されて表記される。なお植物新品種保護国際同盟では、変種の語を法律用語として扱っている。 国際動物命名規約では、種小名の後ろにつけられる階級は亜種のみが認められており、変種という階級は認められていない。 キタコブシはコブシの変種

亜種と変種の違いをイメージ的に言うと、
亜種は、火山の噴火など地形的な変異が起こって、1つの種が地形的に分断されて長期間に渡り交雑もなく独自の進化をすることにより、同じものであった一つの種が形質的に異なった形状を示すようになったもの。
変種は、ある地域で紫色の花が咲いていた草木に、突然変異で白花が咲くものができて、それが継続的に生存しているもの。
という感じでしょうか。
これを、マグノリア  アシェイに当てはめると、
マグノリア   マクロフィラという種が北アメリカの南東部に自生していて、地形の変動や突然変異など何らかの変異により、その種から新しい形質を持った個体群がフロリダの限定的な地域に現れたのです。それを研究していた学者さん達がマグノリア  アシェイという新しい独自の種と見るか、マグノリア  マクロフィラの亜種か変種と見るか、学者さんたちの考え方の違いにより学名が違ってくるのです。

マグノリア マクロフィラ;北アメリカ原産の落葉高木で、ホオノキよりさらに大きい葉をつける。長さ1m近い葉はモクレン属中最大で、枝端に集まって輪生状を呈する。葉色は白見を帯びた淡緑色。 花は帯黄白色で芳香を持ち、径30cmと大型である。(園芸植物大辞典)
原生地では樹高は20m以上になるようで、マグノリア  アシェイはそれの小型化、矮性化したもののようです。

 

 

 

 

 

 

と、