冬囲い(その6)

冬囲い パークホテル コノテガシワ、サツキ、ビョウヤナギ  2015.11.23
中央区南10条西3丁目にあるパークホテル前庭植栽(正面通路横)の冬囲い。
竹棚の下は、ビョウヤナギとサツキ。 背後にある細長い樹木は、コノテガシワの1種。 竹棚を支える焼き丸太の支柱が格子状の模様から突き出しているのがアクセントになっている。

冬囲い ニシキギ エーデルホフ 2015.11.23
中央区北2条西1丁目にあるモントレエーデルホフホテルの冬囲い。 生垣の樹種はニシキギ。 横に走る細長い棒状のものが下にずり落ちないように?、等間隔に設置した竹囲いに結び付けられている。

冬囲い 2015.11.23
北5条西5丁目 紀伊国屋書店前の冬囲い。  竹棚の下は、ツジ類とツルニチニチソウ

 

冬囲い 2015.11.23
写真上はドウダンツツジ、下はサツキ。 この冬囲いは何というのでしょうか。 縄締め? この方法でも雪の重みから樹木を守っている?和らげている? のですね。冬囲い 2015.4.22

冬囲い  2015.11.23
個人の庭の冬囲い。 以前からよく見かけるのは、グリーン色のネットで樹木を被っているものですが、最近、たまに見かけるのが、この化学繊維のむしろを使っての冬囲い。 気温が上がる3月下旬、蒸れないのでしょうかね。

 

冬囲い(その5) 豊平公園

冬囲い 2015.12.3
緑のセンター外構植栽(前庭)冬囲い  イチイ(オンコ)の雪吊りとわらぼっち  ツツジ類の竹囲い

冬囲い オンコ 2015.12.3
段づくりイチイ(オンコ)の竹囲い

冬囲い シャクナゲ 2015.12.3
シャクナゲの枝折れ防止。 シャクナゲを縄で結わえ、近接する樹木に結ぶ。

冬囲い  豊平公園 マユミ 2015.12.3
マユミの枝折れ防止。 竹に結んで、支柱を立てて枝折れ防止。

冬囲い イボタ トドマツ 2015.12.3
イボタの冬囲い 晒竹(さらしだけ)を横に這わせて左右の樹木に結び、イボタをそれに結びつける。 枝折れ防止。

冬囲い アジサイ 2015.12.3
アジサイ類の冬囲い(縄巻き)

冬囲い シモツケ 2015.12.3
生垣(シモツケ?)の冬囲い 2本の晒竹が生垣を締めている。

冬囲い(その4)

ユキヤナギ 合同   2015.11.22
ユキヤナギの冬囲い(竹囲い)  合同庁舎外構植栽 中央区北1条西10丁目

冬囲 モンタナマツい 合同 2015.11.22
モンタナマツの冬囲い 合同庁舎外構植栽 中央区北1条西10丁目
雪の重みで形が崩れないようにするためのようです。 斜めに張ってある縄は飾りだけではないのかもしれません。
冬囲  合同庁舎 2015.11.22
冬囲いというより、枝折れ防止対策?
札幌では、サツキはなかなか上手く育たない。 ビルの外構植栽に植えられていてるサツキは、このように年月が経つと株が小さくなっていくものが多い。 丁寧な仕事も材料が悪いと何のためにやっているのか分からなくなる。
冬囲い フジテレビ 北1西142015.11.22
北海道文化放送本社正面外構植栽  中央区北1条西14丁目
美しく見せるための冬囲い。 竹棚の下にあるのはツツジ類。  竹棚を少し前面に傾斜させて、竹の格子面が美しい。

冬囲い ドウダンツツジ 2015.11.22
北海道文化放送 駐車場周辺
横に長く伸びる2本の竹の線がドウダンツツジの生垣を引き締めている。

冬囲い ドウダンツツジ 2015.11.22
ドウダンツツジの冬囲い(縄締め)。 1個だけでは見栄えはしないが、それをたくさん繰り返してやっていると、その場面が絵になる。

 

冬囲い(その3)

一昨日の朝(11月24日)、起きてカーテンを開けると、隣家の屋根が真っ白です。 雪がちらついています。 それほど強くはないのですが、その日は1日を通して雪は降り続きました。 夕方に玄関前の除雪をしました。 11月に除雪をするのは初めてのような気がします。 翌朝、外を見ると、雪はさらに積もったようで、庭にある丸く刈り込んだオンコ(イチイ)はこんもりと白い大きな帽子を被っていました。 テレビのニュースで、札幌は11月としては62年ぶりの大雪と報じています。 いやはや、まだ11月、3月末までまだ4ヶ月もあります。今冬は、例年以上に雪に悩まされるシーズンになりそうです。

冬囲い2015.11.3
あるお宅の玄関前にある植え込み。 背後にある2本の大きな樹はアカマツ。 雪吊りは自然樹形と玉づくりのオンコ(イチイ)。 焼き丸太の冬囲いはドウダンツツジ。

冬囲い2015.11.3
3本の焼丸太を三角錐に組んで、圧雪による枝折れ防止に、先端から縄を垂らして枝に結ぶ。

冬囲い 宿根草2015.11.3 南区緑町公園
アジサイ?と宿根草の保護のための冬囲い。 支柱を2本打って、その上に板を載せて、その周りに根曲がり竹で冬囲い。 丁寧な仕事です。
丁寧すぎる?  この地域にプロ並みの人がいるのでしょうか?

冬囲い2014.12.23    スターバックスの外構植栽
エンピツビャクシンの園芸新種 “スカイロケット”と思われる樹 の冬囲い。
この手の樹は、枝がほとんど垂直に伸びるので、この冬囲いは、枝の先枯れ防止というよりも、雪の重みによる枝折れ防止のためと思われる。 特に下枝。

<追記>2015.11.29
冬囲い2015.11.28
上の写真は昨年のもの。 今年の冬囲いは樹冠の上半分だけで、下半分は縄で結わえてあるだけ。 冬囲いの目的は防寒、枝枯れ防止のようです。

冬囲い バラ 2014.12.4 南区役所前庭
ツルバラの冬囲い。 風除け対策。

冬囲い(その2)それぞれの冬囲い

冬囲いの目的は?というと、雪の重み(沈降圧)による枝折れを防ぐこと、樹木を寒さや風(寒乾風)から守ること、この2つです。 それに使用する資材は、焼丸太、晒竹、菰(こも)、縄、板などがあります。 街中を歩くと、立派なマツにわらぼっちの着いた雪吊りや、きれに刈り込まれた三角錐のオンコに晒竹で囲った竹囲いなど、多種多様な冬囲いを見ることが出来ます。
今ブログは、札幌中心部にある商業ビルとマンションの外構植栽に施されている冬囲いを撮ってきたものです。
それらは、郊外にある個人の小さな庭で見られる素人の冬囲いではなく、専門業者に作らせる、ある程度?、相当の?費用をかけているものです。 それは、皮肉を込めた言い方をすれば、装飾的で人に見られることを意識した、ビル所有者のある種“見栄のようなもの”を感じさせるもので、反対に好意的な言い方をすれば、自社ビルを含めて周囲の景観に配慮した冬場のアクセント、もっと別な見方をすると、ビル所有者の街中の景観を含めた外構植栽に対する考え方(思い入れ)の度合いを感じさせるものです。
1-016 冬囲い ムクゲ?2014.12.4
マンションの外構に植えられているムクゲとドウダンツツジ。
ドウダンツツジは、各株毎に縄でしばり、それを3~4本をまとめて雪で倒れないように地面に突き刺し円錐形にした根曲竹に縄で縛り付けています。
ムクゲの冬囲い。 これくらい大きくなれば晒竹は不要で、3ヵ所ほど縄をぐるっと株に回す縛り方で十分なような気もしますが、除雪の重くて硬い雪に押されて樹木の枝折れ等が心配なのでしょうか?  それに、専門の造園屋さんが作っているので、“それなりに作る必要性”、当然“見栄え”を気にする部分もあるのでしょうね。
1-014 冬囲い サツキ2014.12.4
これもマンショの外構。 竹棚の下にはサツキの植栽。
晒竹を格子状に組んで四隅と中央の何ケ所かに焼丸太支柱を打ち込んで竹組を支えている。 この竹棚はサツキでよく見るタイプ。
装飾的で見栄え重視の冬囲いだけあって美しく人目を引きます。  これを作成するのにどれくらいの費用がかかっているのでしょうかね。 支柱を打って、晒竹で格子を組みながら、それぞれの箇所を縄で結束して組み立てていくのですが、見た目を美しく仕上げようと思うとなかなか手間のかかる作業です。  結束箇所を数えてみると、13×28=364ヵ所。 専門屋が2~3人で半日?、それでは出来ないでしょう。一日はかかるのでしょうか? 少なく見積もっても10万円以上?
1-020 冬囲い サツキ2014.12.4
札幌中心部商業ビルの外構。 これもサツキの冬囲い。
作り方は、先ず最初に、背後に一定の間隔に焼丸太支柱を打ち込み、その間に晒竹を通します。 次に根曲竹を斜め格子で90°の円弧のトンネル状に覆います。 菱形の網目状の模様が美しく、結束部分の男結びがアクセントになって景観的にも優れています。
1-021 冬囲い サツキ2014.12.4
1-022 冬囲い サツキ2014.12.4
これも札幌中心部の商業ビル。 植込み材料はサツキ。 以前は菰(こも)を使った冬囲いを見かけましたが、最近は少なくなっているようです。 この菰で覆う冬囲いは寒乾風を防ぐのが目的なのでしょうが、冬囲いの“見てもらう”、“見て楽しむ”部分で面白みがないというか、美的要素が足りないようで、多くの人の目に触れる都心部の商業ビルの冬囲いとしてはいまいちです。 上述の根曲竹による斜め格子状冬囲いに比べると景観的には数段落ちます。  しかし、これらをつくる手間となると、後者(斜め格子状冬囲い)のほうがかかるのでしょうね
1-019 冬囲い ドウダンツツジ2014.12.4
ドウダンツツジの植込み。 花壇の高さは70~80cm。 簡易な冬囲い。 植込み位置が高いので、雪の重み(沈降圧)はそれほどでもないと思うのですが、それでも、枝折れ等樹形が崩れるのでしょうか?
1-017 冬囲い モンタナマツ2014.12.4
上に伸びないタイプののモンタナマツ。 簡易な冬囲い。 株高は20cm前後。 自然の積雪なら必要ないように思います。 しかし、この植栽位置は雪を押し付けられやすい場所になっているのでしょうかね。

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