令和4年(2022)家庭菜園植付け完了

6月22日にセルトレイにエダマメのタネをまいて、その苗を7月1日に畑に定植しました。 これが我家の家庭菜園の最後の植付けで、すべての野菜苗の植付けとタネまきを終えました。 4月1日にトマトのタネをまいてから植付け完了まで3ヵ月が過ぎています。
2022.7.1
写真手前の大きく成長した株は5月4日に植え付けたジャガイモ(7月末に収穫予定)、その左横が、5月 19日にタネをまいたスイートコーン。例年より少し成長が遅いようです。 その奥に、白いシートが見えますが、キュウリ苗のマルチ(保温)、その奥に、トマトやエダマメを植えています。


・図をクリックすると図が大きくなり、字や数字がはっきりします、
・グラフ下部にある月日は1週間(5月1日~6月26日)間隔で表示
・水色の直線;1991~2010年までの過去30年間の札幌の日ごとの平均気温(朝9時頃の気温と同じ)
・赤色の折れ線グラフ;令和4年(202
2)の日ごとの平均気温
・灰色の折れ線グラフ;令和3年(2021)の日ごとの平均気温

上のグラフで分かることは、去年(2021)も今年(2022)も気温は周期的に変動し、温かい日と寒い日がじゅんぐりにやって来ています。 今年は、5月20日過ぎまでは温かい日が続いたのですが、5月下旬(5月27日以降)から6月中旬まで約3週間という長い期間、例年より気温の低い日が続きました。特に、6月上旬は平均気温が12~13°、最高気温が20°に満たない日が続きました。 家庭菜園で、5月20日過ぎの温かいころにトマトやキュウリを植えられた方も多いと思いますが、その中にはキュウリの苗をダメにした方もいらっしゃるのではいでしょうか?  キュウリの苗は6月に入ってから植えるのが一般的です。今から40~50年前の畑の温度を上げるビニールマルチや風よけが普及していないころは、札幌祭り頃が植え時だったようです。 上図を見ても、6月中旬以降になると、安定的に平均気温も15℃を上回るようになってくるようです。

我家の家庭菜園では、トマトを5月26日に植え付けました。ちょうど気温が上がった日です。ところが翌日に雨が降って、それ以降寒い日が続いたのですが、トマトは、その間その寒さに耐え忍んででじっと我慢したようです。温かさが戻る6月中旬まで目立った成長は見られませんでした。
もう一つの野菜 キュウリは、植え付け1週間前にマルチをして土の温度を上げておいて、6月9日(6月上旬の寒さを避けて)に苗を植え付けました。 株の大きさは例年より小振りのようですが、6月下旬から暖かくなって草丈も伸びてきたので、7月10日ころから収穫できそうです。 ちなみに、ピーマン、シシトウもキュウリと一緒に植え付けました。

<野菜植え付け一覧>
〇トマト
・4月1日;は種(セルトレイ)
・4月20日;鉢上げ〈6cmポリポット)
・5月 8 日;鉢上げ(9cmポリポット)
・5月26日;定植

〇キュウリ
・5月  6日;は種(6cmポリポット)
・5月16日?;鉢上げ(9cmポリポット)
・6月  9日;定植

〇ピーマン、シシトウ
・5月26日;苗購入 10.5cmポリポットに鉢上げ
・6月  9日;定植(購入苗)

〇青ジソ
・5月26日;苗購入、定植

〇パセリ
・5月30日;苗購入、定植

〇リープレタス、チマサンチュ
・5月14日;は種(6cmポリポット)
・6月13日;定植

〇スナップエンドウ
・5月 6日;は種(6cmポリポット)
・6月 6日;定植

〇ダイコン、カブ
・6月13日;は種(直播)

〇スイートコーン
・5月19日;は種(直播)

〇エダマメ
(1回目)
・5月16日;は種(セルトレイ)
・5月27日;定植
(2回目)
・5月27日;は種(セルトレイ)
・6月  6日;定植
(3回目)
・6月  6日;は種(セルトレイ)
・6月16日;定植
(4回目)
・6月14日;は種(直播)
(5回目)
・6月22日;は種(セルトレイ)
・7月  1日;定植

〇サツマイモ
・6月中旬;定植(ポット苗購入)

 

エダマメ セルトレイにタネまき

毎年、5月中旬、5月下旬、6月上旬の約10日間隔で3回、エダマメを直まきしています。 ここ数年はどうも発芽が揃わない、発芽率が悪いように思っていたのですが、特に昨夏は異常な少雨で、3回のタネまきすべてにおいて発芽率が悪く、それは2割にも満たなかったように思います。 特に、6月上中旬にまいたものはほとんど発芽しませんでした。
2~3年まえから、タネをまいた後、不織布で全体を被っています。 理由は、土の乾燥を防ぎ、発芽をそろえることと、スズメやハトによる芽出しの食害を防ぐためです。
昨夏は極端に雨が少なかったために、不織布の上からではいつまでたっても発芽しているように見えなかったので、それを取り払ってみました。 土の表面の乾燥が激しく芽が出ていない箇所が多いのですが、発芽はして根は出しいるもののそのまま枯死してしまったものや発芽してタネは膨らんものの土の乾燥でそれ以上成長できなかったものもが多かったように思います。

上述 の理由で、今年は直まきではなく、セルトレイで苗づくりをすることにしました。自宅にはトマトのタネまきに使う72穴のセルトレイしかなかったのでそれを使うことにしました。それは、エダマメのタネの大きさからするとかなり?小さめなのですが、1トレイ(1穴)に2個のタネを押し込みました。とりあえず、発芽さえしてくれればOKなのです。

以前5月中下旬に、6cmポリポットにタネをまいたことがあります。 一回目は成功、二回目は失敗しました。 ポリポットをバットに入れて鉢底から水を吸わせてから、タネをまいたのです。 一度目の成功したときは、晴天で気温も高く、窓辺から十分に日射しが入るところに置いておいた場合でした。 二度目の失敗は、曇天で日射しのない日が続いたときでした。

それで分かったのですが、ポリポットでのタネまきの場合、エダマメのタネは土壌中の水分が多いと、ある程度の温度(24~25℃以上、)がないと、タネが腐るというかとろとろに溶けてしまうようです。
それで今回は、以前とのときと同じようにセルトレイを鉢底から水をすわせたのですが、前回と違うのはセル内用土の水分を抜くために一晩置いてからタネをまきました。3回とも上手くいきました。 成功です。
2022.6.18
・72穴のセルトレイを半分に切って使用
・タネは1桝に2粒まいているが、1個しか発芽しないものが2〜3割ある
・1桝に3粒まきたいので、これより1回り大きいマス目のセルトレイがよりベター
2022.6.20
・手前のエダマメ;2回目 5月27日は種(セルトレイ)、6月6日定植
・奥のエダマメ ;1回目 5月14日は種(セトトレイ)、5月27日定植 2022.6.20
白い布(不織布)で被われた畝;3回目<その1> 6月14日(直播)、不織布の下では、ちょうど地面が割れて芽が出だしている。 
その右側の畝;<3回目その2>6月14日は種(セルトレイ)6月20日定植

北海道版の家庭菜園図書では、エダマメのは種時期は5月中旬〜6月10日頃までとなっていますが、今年は、空いた畝があるので、もう一回タネをまこうと思っています。
我家の家庭菜園では、例年5月中旬の直まきで、8月上旬から収穫できます。 は種から約70日強で収穫できます。 今年は、5月14日にセルトレイで室内で発芽させているので、7月下旬から収穫出来そうです。さらに、これらかまくタネ(6月下旬)が上手く発芽して順調に生育してくれれば、8月中旬以降は気温も低くなるので生育日数が長くなりますが、9月下旬に収穫できるかもしれません。 もし、最後のタネまきが上手くいけば、今年は約2ヵ月間ビールのおつまみとして楽しめそうです。

 

タマネギ(その3) 

2022.6.16
今春5月22日に写真を撮ったときには、畑は掘り起こされ、タマネギ苗を再度植え付けする?ために、畑はきれいに整地されていました。
それから、約1ヵ月弱、再度その現場に行ってみると、タマネギ苗が整然と植え付けられていました。
4月22日の植付け ⇒ タマネギ 植付 
2022.6.12
近づいて見ると、苗の大きさには少しバラツキがありますが、大きいもので草丈が15~20cmで葉数が5~6枚、小さいもので草丈10~15cmで葉数が3~4枚です。 4月22日に見たとき(植付け時)の苗の大きさは、草丈10cm前後、葉数は3~4枚でした。 その時期から比べるとぐんと大きくなっています。 東区の丘珠などタマネギが多く植えられている畑を見ていないので何とも言えないのですが、通常の5月上旬に植え付けられた苗に比べると小さいのでしょうね。

それにしても、ここの農家さん、タマネギ苗があって良かったですね。
推測するに、苗は元々2回植える分だけ準備してあったのでしょう。 それで、4月下旬、通常の苗を植え付けるより10日程も早く植え付けたのです。 もし、それが失敗しても、2回目をすぐに植える計画だったのではないでしょうか。

それでは、なぜ、そんなことをしたのでしょうか?
今年に入ってからタマネギが異常なほど高値を続けています。 その理由はいくつかあるようで、一番大きな原因は、全国の生産量の60%以上を占める北海道で、昨夏の異常乾燥(少雨)が超不作をもたらしたこと、それ以外にも、静岡、淡路島、佐賀など本州での産地でも不作だったことや、海外からの輸入タマネギでは、上海のロックダウンで輸入が滞ったことも高値が続く要因のようです。

このタマネギの高値が続いたことがここの農家さんに作用した?影響を与えた?のではないでしょうか? 他の人より早く植えて早く収穫すれば、高値で売れるという思惑が働いたのでしょう? それでも、通常のタマネギの植え付け時期より10日程早く植えるのは危険が伴うので、もし失敗したときのために、苗を通常の倍用意しておいたのでしょう。

これが2回植えの真相のように思うのです。 ただの推測ですが・・・・。

 

 

 

 

焼きいも

2022.6.1
昨年の秋収穫したサツマイモで焼き芋を作りました。レンジで7~8分?チンして、その後約1時間(弱火)フライパンで蒸し焼きにしました。 甘みがのってとってもおいしかったです。昨年12月に作ったものより、数段上の美味しさです。
サツマイモは収穫後にデンプンの糖化(甘みを増す)がゆっくり始まり、その糖化は止まることはないそうです。 だから、昨年12月のものより、それから半年経った6月に作った焼き芋の方が格段においしいのです。
その貯蔵方法は、収穫したサツマイモを洗わずに新聞紙に包んで段ボールに入れ、2階の部屋に置いておきました。 我家の暖房はセントラルヒーティングなので、温度(サーモスタット)を最低の1に設定しても、真冬でも最低温度は10℃以上はあり、陽が射す日中は15~20℃まで上がるのではないかと思っています。 そんな部屋に昨年10月~今年の6月まで置いておきました、

以下は、日本いも類研究会のホームページで、サツマイモの保存方法についての記載です。

さつまいもの貯蔵適温は13~15℃、湿度が80~90%とされています。今では冷蔵庫に入れるような人はいないでしょうが、寒さには弱いですから気をつける必要があります。
農家レベルでの貯蔵法としては、土中貯蔵、地下穴貯蔵、電熱を利用するキュアリング貯蔵、室内貯蔵などがあり、以前は個人による地下穴式の貯蔵が多かったのですが、最近では生産団地の大型化や青果用の周年出荷のために大型の室内(コンテナ)貯蔵が一般的となっています。

詳細については、JRTwebに掲載してある『さつまいもMiNi白書』の Ⅹ 栽培技術 → 7.貯蔵 をご覧ください。

一般家庭での保存であれば、台所の片隅や流しのあたりに段ボールに入れて置いておけば大丈夫ですが、少し寒い地域では新聞紙にくるんで発泡スチロールの容器に入れておくとベターでしょう。(ただし、密閉すると多湿になって腐敗の原因になりますので注意が必要です)

上述の説明では、サツマイモの保存適温が13~15℃、湿度が80~90%と書かれています。この保存条件と収穫したものを洗わないで新聞紙に包んで段ボール箱(段ボール内の隙間に新聞紙を入れる)に入れて、温度の低い部屋に置いておくことが条件的にほぼ一致したのでしょう。 今回新聞紙から取り出したサツマイモは乾燥はしていましたがイモはしっかりとしていて、まだしばらく、6月末?、7月末?までは十分に腐らないで持ちそうな感じでした。 4~5個残っているので、いましばらく美味しい焼き芋が楽しめそうです。

タマネギ(その2)

2022.5.22
約1ヵ月前の4月24日に、この畑でタマネギ苗の植付け作業が行われていました。 時期的に少し早いなと思いながらも、最近はゴールデンウェーク前に植付をするのだと思いながらカメラを向けていました。
ところが、今回(5月22日)にその畑を見ると、タマネギ苗は無くなっていました。 再度、植付前の状態に戻っていました。 おそらく、苗の植付け時期が早かったことと、今春の雨の少なかったことが原因と思われます。ちなみに、札幌の4月24日〜5月22日の降水量は10mmです。4月は0mmでした。札幌の過去30年間(1991〜2010)の平均降水量は41,8mmなので、平年の1/4以下だったのです。 現在、タマネギの高値が続いていますが、その原因は全国のタマネギ生産の60%以上を占める北海道の昨夏の異常干ばつで、小さなタマネギしか(出荷するほどの大きさなタマネギが出来なかった)できなかったようですす。 今春の少雨が今後のタメネギの成長に影響しなければいいのですが・・・・・。
ここの農家さんは、これからどうするのでしょうかね。 タマネギ苗を作りなおすにしても、タネをまいて定植できるまでに約2ヵ月(この時期にタネをまくと定植までの育苗期間はもう少し短くなる)かかるので、今からでは遅すぎます。どこかに苗が余っていれば幸運でしょうが、通常タマネギ苗は5月上旬に植え付けるので、余り苗?を見つけるのも大変でしょうね。 しかし、畑がきれいに整地されているので、再度、タマネギ苗を植付するつもりなのでしょうか? そうであればいいのですが・・・・。